もう「若者支援」だけでは追いつかない

人権

台東区が行っている「若者育成支援事業」。

6月1日、講演会と相談会、茶話会が区役所の10階で開かれた。
私は1年前、この催しに参加し、講演会後の懇談会で、ひきこもりの子どもと高齢になる親の切実な声を聞いてショックを受け、今回も、と出席した。

残念ながらこの日は講演の途中で退席せざるを得なかったが、「働くことはゴールではなく、ひきこもりの本人が元気になる手段だ」という講師の言葉が心に残った。

川崎市の悲惨な事件とひきこもりを短絡的に結びつけるべきではない。
自己責任論や受益者負担、一度レールを外れると坂を転がり落ちるばかりの日本社会の異常。そのもとで、社会的な孤立を、本人と家族が長期間にわたり続けざるを得ない問題のおおもとを押さえることが大事であろう。

そして、政治が「若者支援だから39歳で終わり。40歳以上は別の施策で」とか、「それは介護保険、これは精神保健」・・・などという縦割りは許されない。

痛んでいる当事者への本気の支援を、広く、深くすすめて行くことではないだろうか。