ヘイトスピーチを台東区内で行わせないよう全力

人権

6月16日、雷門前を通るヘイトデモ。

「朝鮮人は日本から出ていけ」「日韓国交断絶を」「外国人に税金を使うな」など、聞くに堪えない叫び声を上げながら、10人程度の参加者が、数十人の警官に守られるように歩いていた。

この日も浅草は、たくさんの外国人観光客が街を楽しんでいた。この人たちの目には、人を蔑む排外的なこんな行動がどう写っただろう。

台東区はデモの起点となった公園の使用許可を出してしまった。昨年も3回こういうことがあった。

人権を重んじ、多文化共生を掲げる台東区、外国人旅行客への「おもてなしの心」を大切に、とする台東区ががこんな行動を許していいのだろうか。

台東区はこの翌日、昨日の浅草のヘイトデモについて、都条例の「表現活動が差別的言動に該当する行為」として、知事が公表し拡散を防止(12条)するよう申し出を行った。今後、公園使用などでの区長独自の姿勢が試されることになる。

日本共産党区議団はこの問題を重視し、特定の民族や国籍にたいし、人間であることそのものを否定するようなヘイト行動が区内で行われないようにするため、全力をあげる。