日韓関係の未来を拓く、中高生の交流。今年は台東・浅草で!

平和

日本・韓国・中国の中高生が、お互いの国の歴史や文化を学び合う「東アジア青少年歴史体験キャンプ」。18回目の今年は日本の東京が開催地になりました。参加者一行は、8月10日、浅草を訪れ、東京大空襲の戦争の傷跡や、3つの国が歴史的にどう交流してきたのかを大いに学びました。

東アジアは今、朝鮮半島での平和の動きがすすむ一方、日韓関係が悪化しています。各地で日韓交流の催しが中止になる中で、未来を担う3か国の中高生がそれぞれの国の歴史・文化、相互の交流の歴史を学び、理解を深めるこのとりくみの成功は貴重です。

浅草のガイドを務めたのは、東京大空襲実行委員会。

委員長の川杉元延さんは「浅草の観音様を祀った漁師らは名前からして朝鮮半島からの渡来人の可能性が高い、と話すと、韓国の子どもは熱心に耳を傾けていた。満州で逃避行の末、20万人の日本人が死亡した、と言うと、中国の子どもが強い関心を示しメモしていた」と話します。

同じくガイドした西山繁夫さんは「浅草は韓国や中国の歴史文化を受け継いでいる街であることをあらためて今回見直した。民間交流はとても大切です」と振り返っていました。

みなさん。本当にお疲れさまでした!