就学援助を充実させるー世田谷区を視察

活動報告

6月3日、私は同僚の西村あつ子議員と一緒に、世田谷区役所を訪問、就学援助の充実について、学務課長の田中さん、学事係の我妻さんのお話を伺いました。世田谷区では10月から就学援助の所得基準を現行の基準(生活保護基準の1.24倍)から、国の高校授業料無償化モデル相当の生活保護基準の1.40倍まで引上げます(狛江市は生活保護基準の1.1倍)。また就学援助の給食費については、東京都の高校授業料無償化モデル相当の生活保護基準の2.06倍に引上げます(狛江市は同1.1倍)。これに要する費用は、全体で8215万円と見込んでいます。
田中さんは「世田谷区ではこの間、保護者の要望もあり、就学援助の見直しを検討してきたが、学校給食費の無償化の議論も多く出される中、より多くの方々に支援をさせていただく、また学校給食費は家計の支出が高いものの一つであり特に基準を広げさせていただく、という考え方で充実することにした」「学校を通じて申請書を全世帯に配布させていただいたが、例年より申請書が多く提出されていると感じる」と話されました。また我妻さんも「『うちは対象になるのか』などの問い合わせも多くなっている」と話されました。

世田谷区ではこのほか、今年度入学の児童・生徒から、国の基準の引き上げに伴い、新入学学用品費について小学生4万600円を6万3100円に、中学生4万7400円を7万9500円に引上げています(狛江市は小学生5万600円、中学生5万7400円)。また支給時期も来年度入学のお子さんから、3月支給を2月支給への早めます(狛江市は3月末支給)。23区では支給月を早める区が多くなっているとのこと。
また世田谷区では、狛江市で対象となっていない卒業アルバム代も就学援助の対象になっています。これはかなり以前から実施しているとのことでした。
世田谷区の学校数は小学校61校、中学校29校、児童・生徒数は小学校3万7374人、中学校1万681人(5月1日現在)で児童・生徒の合計は48055人、狛江市は小学校6校、中学校4校、小学生3518人、中学生1286人(同)で児童・生徒数の合計は4804人なので、おおよそ狛江市は世田谷区の10分の1の児童・生徒数です。予算的にも10分の1程度の予算で可能と思われます。
貧困と格差が広がる中、義務教育費は無償という、憲法の理念に少しでも近づけるため、就学援助の充実にとりくんでまいります。