初めての行政視察に行ってきました。

2019年11月12日(火)~13日(水)に、所属する「区民文教常任委員会」のメンバーと事務局で長野県軽井沢にある『ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン』、『軽井沢町役場』と石川県金沢の『ITビジネスプラザ武蔵』に視察に行ってまいりました。

初めのUWCアイザックジャパンは、国際バカロレア教育を行う日本で唯一の高校です。いわゆるインターナショナルカレッジと違うところは、文科省の1条校認定も併せて受けていることから日本の高校卒業資格が取得できるところです。1年生は40名、2-3年生は80名の生徒たちは世界中80か国から来ていて、全寮制です。生徒の7割が返済不要の奨学金を受けていることから、経済格差なく教育が受けられる場でもあります。真のグローバル教育とは?の質問に「様々な国籍を持つということは、文化も違えば考え方や意見も違うのが当たり前。だからまず心を開いて受け止めること、そして自分とは違った考え方があるということを認めること。」ここで学んだ生徒たちはどのように世界に羽ばたいていくのでしょうか?

次の『軽井沢町役場』では、議会の副議長が出迎えてくださいました。町議会議員は15人。軽井沢は住民2万人に対して年間の観光客がなんと870万人!避暑地として名高いために夏場の観光客は440万人と言います。オーバーツーリズムによる影響や施策など伺いました。季節の分散にも力を入れているとのこと。ごみの収集も回数を増やしたり地域を拡大したり行政が様々な対策をとっています。

最後の金沢では『ITビジネスプラザ武蔵』へ。市の直営で運営されている所で、レンタルオフィスやホール、研修室や会議室も低価格で使用できる起業家やものづくりを支援する施設です。3Dプリンターやレーザーを使って木やプラスチックを裁断できる機械など見学。しかも24時間使用可能ということもビックリでした。

おまけに計画には含まれていなかった『金沢市民芸術村』にも。広々とした芝生、歴史ある建物、さすが「芸術の町金沢」ですね。

港区以外の市や町での取り組み方を知ることができました。

金沢といえばカニです。香箱蟹

 

金沢駅

芸術村の建物の屋根

元は紡績工場の跡地だそうです

誰でも気軽に使用できるスペース

金箔の銅像がお出迎え

軽井沢の大自然の中で

それぞれの国の方角を指しています