くらしに希望を持てる社会保障への転換求めよ~田中まさや区議会議員が、区政リポート6月7日号を発行しました

人権活動報告渋谷区

第2回区議会定例会開会・田中まさや区議の一般質問より
くらしに希望を持てる社会保障への転換求めよ

第2回区議会定例会が、6月6日から始まり、1日目の本会議では、日本共産党区議団を代表して牛尾区議会議員が、7日には、私が一般質問を行いました。

今号では、私の一般質問では、冒頭で、区民のくらしが大変な今こそ、安倍政権が進める社会保障大改悪をやめさせ、くらしを支える社会保障への転換を政府に求めるよう、区長の姿勢を質しました。以下は、質問要旨です。

区民のくらし、いのちにかかわる社会保障について
区民のくらしはますます困難になっています。高齢者からは「年金は毎年減るのに、医療や介護の負担は増える一方。預金を取り崩しているが、将来が不安」との声が寄せられます。
いまこそ、くらしを支える社会保障の充実が必要です。日本共産党は、国保料の抜本的引き下げ。減らない年金にして、低年金者全員に、年間6万円を上乗せする。障害児・者の福祉・医療の無料化などを提案。必要な2兆4千億円は、消費税増税でなく、大企業や大金持ち優遇税制の見直で確保します。
一方、安倍政権は参議院選挙後に、社会保障のあらゆる分野の改悪を狙っています。年金の受給開始年齢を68歳以上に引き上げ、介護は、要介護1・2の生活援助サービス等を介護保険から外し、利用料は原則2割に値上げ、ケアマネジメントに利用者負担を導入。医療は、75歳以上の窓口負担を2割に値上げしようとしています。東京民主医療機関連合会の調査では、経済的理由等による「手遅れ死」が昨年一年間で13件も発生しています。今でも深刻な受診抑制が起きているのに、これ以上の改悪は、国民皆保険制度を崩壊させ、区民の生存権を奪うもので、絶対に許せません。
区長は、政府に対して、社会保障の大改悪を中止し、くらしに希望を持てる社会保障へと転換するよう求めるべきです。また、安心して医療に係れるよう、区として75歳以上の住民税非課税世帯の医療費窓口負担を無料にすべきです。合わせて区長の所見を伺います。

田中まさや区議会議員の一般質問の柱 
1.区民のいのちとくらしにかかわる社会保障について
2.高齢者福祉・介護保険の充実について
⑴だれもが安心できる地域包括ケアの構築を
⑵高齢者の尊厳を守る介護・高齢者福祉へ
⑶区の責任で特別養護老人ホームの増設について
⑷介護職員の処遇改善について
3.障がい者福祉の充実について
⑴聴覚障がい者や難聴者への支援を
⑵移動支援の充実を
⑶障がい者支援施設の運営費助成の引上げと処遇改善について

区政リポート2019.6.7