区独自のコロナ感染症対策・くらしと営業支援なし ~区議会第3回定例会・提出予定議案示される 田中まさや区議会議員が、区政リポート9月3日号を発行しました

活動報告渋谷区

区議会第3回定例会・提出予定議案示される

区独自のコロナ感染症対策・くらしと営業支援なし

9月9日から始まる 区議会第3回定例会に提出される議案が、8月26日の議会運営委員会に示されました。

今定例会は、国の不十分なコロナ対策のもとで、くらし、営業などがいっそう深刻になる中で、「住民福祉の増進」を責務とする自治体の役割が改めて問われる議会になります。

日本共産党区議団は、「くらし・区政のアンケート」に託された区民のみなさんの切実な願いを届け、感染防止対策の抜本的強化、疲弊している医療、福祉を守り、くらしや中小業者、学生・若者への支援の強化を実現するために全力を尽くします。

貯め込み増やす一方、くらし・営業守る独自施策なし

区長提案の議案は、条例4件、2020年度補正予算1件、2019年度渋谷区一般会計歳入歳出決算、同国保、介護、後期高齢者医療の4会計決算、株式会社渋谷サービス公社等の経営状況など報告6件です。

主な条例案の内容

  • 渋谷区地域包括支援センター条例の一部を改正する条例は、恵比寿西二丁目地域包括支援センター(恵比寿西二丁目複合施設内)と渋谷区かんなみの杜・渋谷地域包括支援センター(旧高齢者ケアセンター跡地複合施設内)の新設にともない、地域包括支援センターパールと大向地域包括支援センターを廃止するもの。
  • 渋谷区介護保険条例の一部を改正する条例は、すでに実施されている新型コロナ対策としての介護保険料減免について条例上の規定とするなどのもの。
  • 渋谷区障害者福祉施設条例の一部を改正する条例は、神宮前三丁目障がい者施設(2024年6月開設予定)の新設のためのものです。

補正予算の内容

補正予算の総額は48億8866万円。その内40億円は、昨年度の繰越金を財政調整基金に貯め込むもので、同基金の総額は400億円に達します。その他は、都がコロナ対策として高齢者や障がい者施設に陰圧装置を設置する事業、すでに実施している中小業者向け融資の増額するための予算などです。

貯め込みを増やす一方で、コロナ対策として求められるPCR検査の拡大やくらし・営業を守るための渋谷区独自の新規事業はありません。

住民のいのちとくらしに対する区の責任を放棄するものです。

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