2020年度決算(病院・生活文化局・福祉保健局・教育庁)について質疑を行いました。

活動報告

総選挙が行われている中、都議会は決算の真っただ中でした。

10月15日から各特別会計分科会の第2分科会に、尾崎あや子都議と一緒に入り、福祉や教育などの分野について質疑を行ってきました。

各分野ごとに質疑の内容をお知らせします。

まず、福祉保健局の質疑について、お伝えしたいと思います。

私は、昨年度の東京都のコロナ対策の、特にPCR検査が不十分だったことについて、や、コロナ禍で奮闘したすべての医療機関に減収補てんを求め質疑を行いました。

PCR検査については、検査のキャパシティが昨年11月に6万件以上にになっていても、第5波の時でさえ2万件弱にとどまっていることは、不十分だったと指摘をしました。無症状の感染者がいて感染拡大につながることを、専門家も、私たちも、もっと早く広く検査を実施することを繰り返し求めていました。こうした専門家の声を実施していれば、多くの方の感染を防ぐことができた、と考えます。4,5月の時点では、「37.5度の熱が4日間続いたらPCR検査」「子どもは感染しない」など多くの非科学的な情報が、日本ではありました。さらに、昨年5月に厚労省は内部文書で検査を抑制していたことが発覚しています。

一方、都は昨年9月には1度きりでしたが、高齢者・障害者施設で無症状の方へPCR検査を実施、このことについて問うと、「陽性者を早期に発見し、施設での感染拡大防止を図った」という評価を答弁しました。

そう評価しているのなら、感染が落ち着いている今こそ、ワクチンを打てない子どもたちがいる、保育・教育施設での定期的な検査など無症状でも検査をしていくべき、と求めました。

同様に自民党の議員も今検査を拡大すべきと述べられていました。

ところが、、、

私の質疑の後に立った、公明党の議員から「特定のコメンテーターが 誤った発言をしていた」「有識者と名乗る人が様々な発言をしていた」「アオヤギ委員からも、エビデンスに基づかない、誤った発言があった。この議事録を残してはいけないという思いから質疑する」などと、私や検査拡大を訴えてきた都議団を攻撃する発言をしました。

次の質疑にたった尾崎都議は冒頭「アオヤギ議員を名指しで発言した部分は削除すべき」と反論しました。

削除をするか協議しましたが、発言者本人の意思が最終的にはいきますので、本人が「削除しない」ということで、議事録に残ることになりました。(後日議事録が公開されます)

しかし、私の質疑の内容は、昨年にPCR検査を幅広く行って、感染者を保護隔離すべきだったという専門家の意見を示し、問いただしたもので、今となっては、その主張が正しかったということは、先日、政府が「無症状者へのPCR検査の実施」の方向性が示されたことでも、明らかです。

自民党の議員も「検査を」と言っている中で、私だけを名指しにする意図は、何なのだろうと思いますが、そうしたことを質疑の時間を使って行うことは非常に疑問に思います。

都議会の一人ひとりの議員の質疑の時間は、私は都民の時間だと思っています。都民の付託を受け、質疑に立っているのですから、都民の声を東京都に対して、改善を求めるのが都議の仕事だと思います。

この、昨年の東京都のPCR検査の遅れについては、全局質疑でも、とや都議が取り上げ、昨年の検査のキャパシティと比べても不十分だったことを指摘しました。

引き続き、高齢者等施設だけではなく、学校・保育施設などでの定期的な検査を求めていきます。