略歴

アオヤギ有希子

● 2011年〜2021年 八王子市会議員 3期10年
● 2021年 東京都議会議員 初当選。文教委員、環境・建設委員会を歴任。都自然環境保全審議会委員
● 46歳
● 福島県金山町出身
● 奥羽大学文学部英文学科卒業

豊かな福島の自然の中で育つ

私は、福島県奥会津の金山町で、建設現場で働く父と、中学校教員の母のもとで育ちました。父は、ブナの原生林を守り、イヌワシを保護する運動など、母は、子どもたちの学ぶ環境や働く環境の充実を求めて活動していました。母の職員室で遊んだり、父に連れられて、ブナの丸太が置かれた雪深い山奥に行ったことを思いだします。

度重なる不採用で「ひきこもり」に

外国映画が好きで、英語を学びたいと県内の奥羽大学に入学。就活では、教員や事務の採用試験を数十社受けましたが不採用ばかり。「自分のせい」と自己責任にさいなまれ、大学4年の途中から引きこもりがちに。 そんなとき、知人の誘いで神山悦子さん(共産党県議)を囲む青年の集いに誘われて参加。半分勢いで、日本共産党に入党しました。

日本共産党に入り、大きく視野が広がった

入党後、同世代の仲間が私を受け入れてくれ、活動で元気を取り戻し、採用試験を受けたのが、八王子市内の医療機関でした。 採用され上京。日本民主青年同盟の活動に参加。そこでの学びを通じて、「就職難は自己責任ではなく非正規雇用を増やした政治の責任」ということがわかりました。

「政治は変わるし変えられる」が“やりがい”に

青年の雇用を守る活動で市に要望書を提出。青年の雇用を守る意見書が市議会で可決したとき、「社会は少しずつ変わっている。それは一人ひとりの力で動いている」と実感しました。
公的医療が行き届かず“手遅れの死”を目の当たりに。自己責任を住民に押し付ける政治を変えたいと、2011年八王子市会議員に立候補を決意、多くのみなさんの支援で当選し、3選も果たしました。八王子市議では初の産休を取得。産後ケアセンターも実現。
若者の相談窓口、若者サポートステーションを八王子市に設置実現しました。

多摩格差をなくすため都議へ

2021年の都議選で、清水ひで子前都議の議席を引き継ぎ当選。 子どもたちの声、障がい者の声、一つひとつを都議会の場で取り上げ、改善させてきました。住民の皆さんの声をもとに、とことん調査をして取り上げるのがモットー。 また、多摩格差を痛感し、都の福祉切り捨ての政治の結果、都の補助がどの分野でも二分の一で、後の二分の一は自治体の負担となり、多摩地域の自治体が踏み出せない事業が各分野に広がっています。学校給食無償化のように、都の多摩地域の支援を増やして、多摩格差をなくす決意です。