介護施設職員のPCR検査、排水樋管への強力な排水ポンプを

千代田区の介護施設でのPCR検査。献体を採取する職員(写真、千代田区提供)
8月31日の本会議で一般会計補正予算が審議されました。
補正予算案は、前年度の繰越金約8億円や国や都の交付金・補助金を活用して、小田急線高架下への学童クラブの増設、多摩川堤防のかさ上げ工事と関連した天端舗装整備、学校・保育園等への新型コロナウイルス感染症対策の消毒液等の消耗品の購入、各種基金への積立等を行うものです。これらは賛同できるものです。しかし、喫緊の課題となっている新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策や豪雨災害対策は不十分です。
日本共産党市議団は、特養ホームやグループホームなど介護施設職員と新規入所者へのPCR検査の実施、六郷・猪方両排水樋管への強力な排水ポンプの設置、新型コロナで打撃を受けているひとり親家庭への毎月2万円の家賃補助(10月~来年3月)、売り上げ減が50%未満で国の給付金等を受給できない中小業者への10万の給付、国の特別定額給付金を受けられない4月28日以降来年3月末までの新生児のいる家庭への5万円の給付をもりこんだ予算組替え提案を行いました。財源は国や都の交付金と昨年度決算での余剰金をあてています。
予算組替え提案は日本共産党のほか平井里美議員が賛成しましたが、他の会派、議員が反対したために否決されました。日本共産党は組替え提案が否決された中、原案に賛成しました。予算組替え提案について鈴木えつお議員が提案を行い宮坂良子議員が賛成討論を行いました。
国の交付金は合計7億円余ですが、市はこの間、交付金を活用して市民生活支援策等行い残額は約5400万円となっています。東京都の交付金の狛江市への交付額は約1億6700万円ですが、これはまだ活用されておらず全額残っています。
日本共産党はひきつづき、提案内容が実現できるようがんばります。