中央図書館・公民館ー市の改修方針では床面積があまり広がらない
市が8月21日発表した市民センター改修基本方針は、中央図書館と中央公民館を分離して、新中央図書館は駄倉地区センターと商工会館を解体して、そこに地上3階建て総床面積1100㎡のものを建て(5.5億円)、現市民センターは公民館と一部図書コーナーを残し、高架下にある市民活動支援センターを移転し改装(11.2億円)、商工会館は高架下施設に移転するというものです。
しかしこの方針では、多くの市民が望んでいる充実した中央図書館・公民館を実現することができません。現在の中央図書館の延床面積は707㎡ですが、改修方針の新図書館の延床面積は共用部分を除くと900㎡くらになると思われ、ほとんど広がりません。中央公民館も市民活動支援センターが移転してくるため、あまり広がりません。
8日の一般質問で 日本共産党の鈴木えつお議員は、改修方針を見直し市民の合意と納得の得られるものにと訴えましたが松原市長は方針を変えようとはしませんでした。
市民センターを考える市民の会では「中央図書館は狭くて蔵書が少ない」「もっと広くしてゆったりと過ごせるようにしてほしい」「中央公民館は部屋数に対して利用者が多く部屋をとるのが大変」などの声に応えて、多くの市民といっしょに勉強会など重ね2016年3月に市民提案書をまとめました。提案書では、余りに手狭な中央図書館について,市民センターの増改築により,その広さを現状の3.6倍程度に拡大し,蔵書を大幅にふやすとともにゆったりとしたスペースの中で読書を楽しみ,調べ物もできる「滞在型の図書館」を提案しています。また中央公民館については,その広さを現状の1・6倍に拡大し,部屋数をふやすとともに設備の充実もはかり、人と人がつながる「コミュニティ・スペース」新設など夢のある提案になっています。
また2013年12月議会では市民センターの充実と増床を視野に入れた改築の検討を求める約4千名の陳情が全会一致で採択されています。
日本共産党市議団はひきつづき抜本充実へがんばります。