介護士・保育士などケアワーカーにPCR検査を
市「都が高齢者施設等へのPCR検査補助を計上」「都の動向を注視する」
6月8日の一般質問で岡村しん議員は新型コロナ対策でPCR検査の拡大を求めました。
市の報告では狛江市のPCR検査センターは、8月中に7日間開設し39人の検査を実施しました。陽性者は7人で陽性率は17.9%。検査のあと翌日には検査結果が出ています。
都医師会の尾崎会長は7月30日の記者会見で、PCR検査ができる医療機関を都内1400か所に広げることを検討していると発言しました。岡村議員は現状をただし、福祉保健部長は「国から新型コロナウイルスの検査について、地域の医療機関で簡易・迅速に行えるよう、抗原簡易キットによる検査を大幅に拡充し一日20万件程度の必要な検査体制を確保する方針がだされた。対応を医師会等と検討する必要性がある」と答えました。また市長は、市内で8人の医師がこの検査の実施に手を上げていることを明らかにしました。
岡村議員は「抗原検査は診療所での感染対策が難しいという課題があり、一方、唾液でのPCR検査は飛沫感染の恐れはない。唾液検査について医師会と検討していくことはできないか」とただし、市は「市として対応が必要なもの関しては検討してまいりたい」と答えました。
また新型コロナウイルス感染症の広がりで、介護士、保育士、などケアワーカーの重要性が明らかになりました。人と接する仕事であるとともに、感染症が広がっても休むことができず、自分が感染しないか、利用者さんに感染させないかと不安を抱えながら日々働いています。
岡村議員は、不安を抱えてながら日々働いているケアワーカーに対するPCR検査ー社会的検査の実施を求めました。
市は「現在のPCR検査は、症状や疑いのない方へ実施はしていない。しかし都は補正予算の中に介護が必要な人のための高齢者施設や障がい者施設の入所者や職員、およそ15万人を対象に、PCR検査を行う費用を全額補助する事業を計上しており、東京都の動向に注視し検討を進めてまいりたい」と答えました。