住民の健康ささえる拠点ー保健所を狛江市に

活動報告

保健所は地域住民の健康を支える中核施設です。しかし新型コロナ感染拡大で電話がつながらず検査を受けられないまま亡くなる方も出てしましました。
全国保健所長会は7月、国に「新型コロナウイルス感染症対策に係る保健所行政施策及び予算に関する要望書」を出し「今般の新型コロナウイルス感染症対策において保健所保健師は対応の主力となっているが、その数が限られており疲弊につながっている。…公務員定数削減の影響のあり、保健所保健師の増員が困難である。保健所保健師を増員および育成するための予算等についてご配慮願いたい」と要望しています。
岡村議員は「私は公務員が削減されてきた中で、保健所は頑張ってきたけどもう限界だという叫びに聞こえる。そもそも保健所の数そのものが減ったことに大きな原因がある」として狛江市への保健所設置を求めました。市は「保健所に関し市民との対応に苦慮していることや保健所圏域での人口に比べ、保健所職員数が少なく、感染症法に基づく対応に追われている現状がみられる。感染症対応の保健師や医師が少ないことから、負担が大きいと聞いており適切な人員配置が必要であり、柔軟に対応できる体制の整備など保健所の組織の見直しについて、要望を挙げていますが新設までは要望しておりません」と答えました。
岡村議員は狛江市の保健所設置を重ねて要望しました。
質疑の中で市は、多摩地域の保健所について「新保健所法が施行された昭和23年に4保健所で始まりその後、設置数が増加し、昭和40年代後半からは狛江市にも保健相談所も設置された。平成8年度末には17保健所と15保健相談所があったが、平成9年に地域保健法施行に伴う再編があり12保健所に統合され、平成16年に新たな再編整備により7保健所となった」「平成31年1月1日現在の各保健所の圏域内人口は、西多摩保健所は約38万人、南多摩保健所約42万人、多摩立川保健所約65万人、多摩府中保健所約103万人、多摩小平保健所約74万人、八王子市は約56万人、町田市約43万人」と答えました。

団ニュース974.保健所