子ども達に大きなストレス、教員も過重労働
今こそ少人数学級を
長期休校とコロナ禍での学校生活で、子ども達は大きなストレスや不安を抱えており、心のケアへの対応が求められます。また休校中は運動ができず、その影響で子ども達の体力低下が心配されています。
西村あつ子議員は、不登校の増加やコロナが怖く学校に通えていない状況、また子ども達の体力等についてただしました。
教育部長は「子どもに持病があり学校と相談し登校していない等、いくつかのケースを把握している。欠席でなく出席停止扱いとしている」「(不登校対応について)ちょっとした変化を見逃さないよう、教員による見守りやスクールカウンセラー、専門相談員等による相談活動の充実を図っていく」、また子どもの体力について「明らかに低下している。体育の授業のあとに具合が悪くなる子どもが多い、短距離走の後、息を切らし疲れきっている子どもが多い等がある」として、体力向上へ向け様々な運動に取り組んだと答えました。行事等が中止や延期となっていることについては「遠足については、電車やバスを使わず徒歩で行くことができる場所への計画を進めている学校もある。中止になった行事は、代替案を検討している」と答えました。西村議員は「思い出に残る修学旅行や小学校の移動教室の中止は大変に残念ですが、制限がある中でも楽しい企画になる事を望みます」と述べました。
消毒やオンライン授業、3密対策など教員の過重労働が心配されます。教育部長は「今までよりもやらなければならない仕事が増えている。2学期から各学校に一般事務補助として学習指導サポーターを配置。スクールサポートスタッフの配置は検討する」と答えました。
全国の教育長会や校長会等、各分野から少人数学級を求める要望が広がっています。西村議員は少人数学級について教育長の考えをただしました。柏原聖子教育長は「学級の人数が一定程度少なくなることで、教員が授業など指導を行う際、よりきめ細かな対応ができると考える」と答えました。