市民センター改修、市長の考えは?

活動報告

「Small is Cool」は「小さなまちの良さを生かして」という意味
ちいさい施設でいいという意味ではない
市長は4月1日付け広報の市長コラムで「市民センターを考える市民の会からの提案書にあるコンセプト『Small is Cool』は、とても共感できるものです。狛江市はコンパクトだからこそ、大きな施設ではなくとも、小さな施設をつなぐことで機能を補えます」と述べて、あたかも市民センターを考える市民の会が小さな施設でいいと言っているかのように述べています。
しかし提案書にある「Small is Cool」はちいさい施設でいいという意味ではなく「ちいさなまちの良さを生かして」という意味です。市民提案書では「Small is Cool」(小さなまちの良さを生かして)とわざわざカッコ書きで入れています。そして提案書では、いつでもだれでも、一人でも立ち寄れて、学び交流しあえる市民センターにしたい、そのために、市民広場とつながるコミュニティ・スペースをつくり、だれにも開かれた公民館にしたいとして、市民センターの増改築を提案しています。
そして、中央公民館、図書館の現状と問題点を洗い出し、ゆったりとしたスペースの中で読書を楽しむことができる「滞在型の図書館」、また多くの市民団体が活動しやすく,子ども達やお年寄り、青少年も集える充実した中央公民館をめざすこと、そしてこれらを実現するために必要な市民センターの面積は、現状の1・7倍程度が必要であると述べられています。
私は6月3日の一般質問でこの点を市長にただしました。
市長は「小さな町の特徴とかを生かすという意味ですので、大きい図書館をつくればいいということでもなく、また本当に小さいものでもいいということではないと思う」と答えました。

これからの図書館
元都立中央図書館の司書で昭和女子大学名誉教授の大串夏身さんは、これからの公共図書館について、「地域住民のために本や知識・情報を収集提供して、地域住民の仕事や生活の質を向上させ、地域社会を創造的でよりよいものにしていくための施設、それを促すのは図書館の良いコレクションと図書館員。賑わいの場所と静かな場所の混ざり合い中にこそ創造がある、活動と情報の連携が大切」と語っています。

また元鳥取県知事の片山善博さんは、人づくりを支える図書館、地域の情報拠点としての図書館、仕事と暮らしに役立つ図書館、地域文化を大切にする図書館など述べています。図書館流通センターで全国の図書館づくりにかかわってきた谷一文子さんは、「書架のスペースを広く、閲覧席を多く、いい図書館ができれば、必ずいろいろな層の人々がやってくる、子ども達が成長したときに『図書館って使えるね、便利だよね』と当たり前のように思ってくれればいい」と語っています。
私は市長に「これらの言葉をどのように受け止めますか」とただしました。市長は「子育て世代、また子ども達が寄り添ってにぎやかな図書館、高齢者の居場所づくりの図書館、子ども達が勉強できる図書館、そしてコミュニティー、皆様方が寄り添える図書館、そういった部分がこれから期待される」と述べました。

児童書コーナーを分離する?
4月1日付け広報で市長は、「市民センターに残す図書館機能として児童図書を中心とすれば、にぎわいのある図書館として、子育て世帯同士のつながりも生まれます。そして新しい図書館は静かで居心地が良い場所とすることも可能です」と分散型の図書館を述べています。
私は児童書コーナーを分離することについては、「子どもが何かを調べるときに大人の本も出すことはしょっちゅうあり、小学校高学年で児童書も一般書も混ぜて借りる子どもは結構いる」など司書の言葉を紹介し市長の見解をただしました。
市長は「この間、子育て世代の方とお話しさせていただいたが、いまの中央図書館、子どもが騒ぐとうるさそうな目をするということも言われていた」などと述べました。
しかしこうした問題は、市民センター改修の中で十分対応できます。他市の中央図書館もそうしているのですから。ひきつづき中央図書館・公民館の充実にがんばります。

多摩川B52021.7.19 178.市民センター