こまほっとシルバー相談室を訪問

活動報告

 

私は2月、狛江団地内にある「こまほっとシルバー相談室・狛江団地」と、多摩川住宅近くの「こっまほっとシルバー相談室・多摩川住宅」の2カ所を訪問、活動状況をお聞きしました(写真)。
狛江団地の相談室は2014年11月にオープンしました。近くの「こまえ正吉苑」の森玲子さんという社会福祉士の方と非常勤の方で運営されていて、月曜日から金曜日まで午前9時~5時まで相談を受けつけています。狛江団地の高齢化率(65歳以上の人口の割合)は61%で市内平均24%の2倍をはるかに超えています。相談室では、団地内を月250軒~350軒訪問し安否確認をしながら要望を聞いて回っています。おしゃべりや相談に来所する方も月250人ほどいらっしゃるとのことです。
介護のことや病気のこと、経済的なことやゴミ出しのことなどの相談があり、介護保険の申請などいっしょに書いたりし、夏場は熱中症の危険があり訪問活動を強化しています。それでもひとり暮らしの方など孤独死される方があるとのことです。
多摩川住宅近くの相談室は昨年8月にオープンしました。多摩川住宅の高齢化率は47%。市内で障がい者施設を運営している社会福祉法人の土屋美貴子さんという介護支援専門員の方と非常勤の方で運営されていて、多摩川住宅の高齢者宅を訪問したり来所する方の相談を受けています。訪問は2巡目になっていますが行っても会えない人が半分いるとのこと。相談があった場合は、シルバーガイドブックなど市の窓口にあるパンフレットなども紹介しながら、関係機関につなげるようにしているとのことでした。ここはもともと酒屋さんだったところを改修して使っているとのことで以前お酒が並んでいた棚には住民から寄贈された本がたくさん並んでおり、この日も本を返しに来た方がいらっしゃいました。
駒井町から狛江団地に引っ越した方から「近所の人から足が悪くて銀行に行けないのでお金を下ろしてきてほしいと言われ困って、シルバー相談室の人に相談したらすぐ解決した。助かるわ」というお話もお聞きし、こうした相談室を南部地域にもつくりたいと思いました。