てっちゃんニュース8号 狛江探鳥会の観察会

活動報告

荒木てつ氏は11月20日、自ら参加する狛江探鳥会の多摩川での観察会に参加しました。荒木てつの観察記を紹介ます。
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この日は、対岸の川崎の二ヶ領用水の取水口まで行き、道すがら野鳥を観察しました。荒木てつが確認できた野鳥は、次の23種です。
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、トビ、オオバン、イカルチドリ、オジロトウネン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、スズメ、カワラヒワ。
中州にイカルチドリが7羽で群れているのを観ましたが、一遍に7羽も観るのは今回が初めてです。カワセミは川崎側からみて対岸(狛江側)の土の上に2羽いました。カワセミは枝にとまっていることが一番多く、そこから水面をみて狙いをつけて水に飛び込んで魚を捕えます。ホバリングをして水に飛び込むときもありますが、土の上にいたのを観たのは初めてと思います。
先ほどの23種のうち、私が小中学生だった頃、今から50年近くも前ですが、カワウ、オカヨシガモ、カワセミ、オオバンを観察できたことはただの一度もありませんでした。逆にコミミズクというフクロウの仲間がいるのですが、私が小中学生の頃は、冬場夕暮れ時になると、多摩川の河原の上空を飛んでいる姿をよく観ました。しかしいまは、まず観られません。かなりの希少種になってしまいました。
自然の営みは複雑で計り知れませんが、観察会に参加して、たくさんの野鳥を観るとほっとします。地球温暖化などによって希少種が絶滅する危険も指摘されています。私は、多様な生物の恵みを未来にひきつぐため気候危機打開などとりくんでいきます。

2022.12.15荒木てつニュース第8号