てっちゃんニュース12号 荒木てつ氏が防災士試験に合格
荒木てつ氏が防災士の試験に全問正解で合格しました。荒木氏の報告を掲載します。
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12月15・16日に千代田区九段にある防災士研修センターで防災士の研修を受け、防災士の試験に合格しました。
研修の中で最も印象深かったのは、元NHK 記者で現在は大学の先生をしておられる隈本邦彦先生の講義でした。
隈本先生は元NHK記者の経験から、メディアは過去に起きた災害の最も重要な教訓を伝えきれていない、と考えていて、その観点からすれば自分の行った過去の報道も不十分だったいう思いが悔いとして残っているとおっしゃっていました。例えば、阪神大震災の最大の教訓は「耐震性の高い住宅に住むことが大切」ということなのに、未だにそのことをメディアは十分に伝えておらず、住宅の耐震化はまだまだ進んでいないということです。
今後、自分が防災士として活動するとき、過去の災害の教訓をしっかり受け継ぎ、まずは、自分の家、自分の身近なところから防災対策を始めなくてはならないと思いました。二中地区の避難所運営協議会に加えていただき実際的な訓練にも参加したいと思います。
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日本防災士機構は、阪神・淡路大震災の教訓の伝承と市民による新しい防災への取り組みを推進するために、2002年(平成14年)に創設されました。
全国の地方自治体等において防災士養成のとりくみが進められ、それぞれの地域の自主防災組織や学校、福祉施設等で防災士の配置・活用の動きが広がっています。
防災士は、自分の安全は自分で守るを基本としつつ、発災直後における初期消火、避難誘導、避難所開設などを住民自身の手で行うため、地域や職場の人たちと協力して、災害への備えや防災訓練を進めます。大規模災害が発生した際には、それぞれが可能な範囲で被災地救援・支援活動に取り組みます。
昨年11月末現在、全国で24万人余、東京都で2万人余が登録されています。鈴木えつお議員も防災士の資格を持ち六小の避難所運営協議会に参加しています。
市内には、自主防災組織として、「狛江市防災会」と「狛江市避難所運営協議会」があります。防災会は、市内各地区ごとに支部を構成し、市内全域をカバーしています。避難所運営協議会は、発災時に、避難所の開設や運営などを地域住民の手で行う組織です。学校での訓練などを実施し、いざというときに備えています。