水門に強力な排水ポンプ設置を

活動報告

埼玉県志木市の郷士(ごうし)排水機場。狛江市のポンプの56倍~141倍の排水能力があるポンプが設置されている。

今回の台風被害に関する住民説明会では10月12日の午後4時から11時までの7時間、水門を閉めた場合に、六郷排水樋管で13万3000㎥、猪方排水樋管で4万8600㎥の雨水が道路上にあふれるとの説明がありました。今後、排水ポンプが増設され六郷樋管は毎分5㎥、猪方樋管は毎分2㎥の雨水を排水できるようになりますが、それでも7時間で六郷で2100㎥、猪方で840㎥しか排水できません。それぞれ道路上にあふれる雨水の1・6%~1・7%しか排水できず、大半は住宅街にあふれることになります。
私は「今回排水ポンプが増設されることは前進だが、今後、もっと強力な排水ポンプの設置を検討する必要があると思うがどうか」とただしました。環境部長は「原因究明の委託の中で検討し、他の対策と比較できるようにしたい」と答えました。

埼玉県志木市では強力な排水ポンプ
低地が多く水害に悩まされてきた埼玉県志木市では新河岸川の流域の雨水を排水する排水機場を5カ所設置しています。
郷士(ごうし)排水機場のポンプは1分で282㎥排水でき狛江のポンプの56倍~141倍の排水能力です。このポンプで排水すれば六郷排水樋管を午後4時に閉めた場合にあふれる雨水の約9割、猪方排水樋管であふれる雨水の100%以上を排水できます。志木市郷士排水機場に10数年前に増設されたポンプは1分間192㎥の排水能力があり1億2400万円で整備できたとのこと。国庫補助等活用すれば狛江市でも設置可能です。
私は志木市のような強力な排水ポンプの設置を検討するよう訴えました。

多摩川B52019.12.18 161台風被害④