多摩川の土砂の浚渫、国に強力に要請を

活動報告

六郷排水樋管付近

国土交通省関東地方整備局がまとめた「多摩川水系河川整備計画」(平成13年3月、平成29年3月変更)では「多摩川における治水上の課題は、上流での洪水調節池は設置されていないことに加えて、洪水を阻害していた二ヶ領宿河原堰の改築が平成11年3月に完了したものの、二ヶ領上河原堰等5カ所の堰が大きな阻害要因となっていることである(二ヶ領上河原堰はその後改修)。…加えて同堰等の上流付近や石原地点などにおける土砂堆積等に起因する河道断面積不足および河床勾配が急なことに起因する高速流の発生など

五本松付近

により、戦後最大規模の洪水(昭和49年台風16号)を安全に流下させることは困難になっている」と述べています。
私は「多摩川の水位を下げるために土砂の浚渫が必要。現在、土砂の浚渫はどの程度行われているのか」と質問、環境部長は「市長自ら京浜河川事務所長に土砂の撤去を速やかに行い多摩川の流下能力を確保するよう要望した。今後、河川管理者の責任において土砂の浚渫等が行われるものと思うが現状の進捗状況については確認できていない」と答えました。
私は「調布市議会の全員協議会では本年度から3カ年計画で多摩川原橋下流部の浚渫を実施するとの報告があった。狛江市の五本松近くや駒井町3丁目付近も大量の土砂が堆積している。ぜひこれらの浚渫を求めてほしい」と重ねて求めました。

多摩川B52019.12.18 162台風被害⑤