被災者有志が樋管見学会開催
活動報告
1月25日午前、昨年の台風19号で被災された猪方・駒井の住民有志が主催して、猪方排水樋管と東和泉1丁目のポンプ場の見学会が開催され、被災地域の住民などが参加しました。猪方排水樋管では一ノ瀬下水道課長が「樋管は縦横2.9mの大きさになっている。樋管の排水流域面積は95ha。水門に設置されている水位計で水位が3.5mになったら職員が常駐することになっており当日も常駐した。4.5mになったら水門の開閉について判断することになっているが、今回の台風では雨が降り続いていたので閉めなかった。当日、17時30分の段階で水位は5.5mだった」と述べました。その後、樋管の上屋の中を見学、水門の開閉の仕方など説明を受けました。現在、水門の遠隔操作による開閉についての委託設計が行われています。

樋管上屋内の水門操作設備
東和泉1丁目のポンプ場の見学もしました。同ポンプ場は東和泉1丁目の低地2.45haの下水(雨水;生活雑排水)をポンプアップして、下水本管に流すための施設で、豪雨時など本管の水位が上がって自然流下方式では排水が困難になったときに、ポンプを動かして排水します。排水能力11㎥/分のポンプが3台設置され、うち1台は予備として設置され通常動かすのは2台とのこと。電源は通常は東電から供給を受け、停電時は非常用電源(燃料は軽油)を使用します。非常用電源は1週間は使用できるとのことでした。