【サポーターの広場】 ≪区議会傍聴記≫ 公教育の行方

サポーターの広場

 11月24日、区議会文教委員会を傍聴。印象的な審議を2つ。
 1つは「中学校英語スピーキングテストの都立高校入学試験への導入をやめるよう都へ申し入れることを求める請願」不採択。採択派は、反対運動の最新動向を反映させ、受験生や学校現場の不利益や法的根拠などから追及。対して不採択派は、今更何を、問答無用との姿勢だったり(自公)、理由も述べなかったり(永久)。この問題は公教育に市場原理を導入し、一企業独占で、自社基準で作問(学習指導要領逸脱)し、人件費抑制による杜撰な試験運営に不透明な採点、不公正な評価。この公教育の公平性破壊の事態に、管理監督するべき都は隠蔽、文京区は正当化……。
 2つ目は、「文京区学校給食費を無償化にする条例」、「学校給食費を無償化することを求める請願」こちらも不採択。物価高騰や貧困対策はもちろん、食文化の経験・継承、食育という公教育の役割がある。区に財源もある。しかし、こちらも某区議から「給食費よりも塾代補助を」と公教育軽視の発言。公教育よりも私教育優位……?!
 民意と議会のズレを目の当たりにした傍聴でしたが、唯一の救いは、日本共産党区議が「公教育を文京区から変えていこう」との気概を示していたこと!

(目白台後援会 坂本)