都議会議員選挙に挑戦します。

活動報告
 約1ヶ月以上ぶりの投稿です。
 突然のことなので驚かれる方も多いと思いますが、この度、わたくし伊藤 大気は、衆議院東京14区の予定候補をおりて、7月の都議会議員選挙に挑戦することを、本日記者会見いたしました。
 記者会見では、衆議院東京14区の予定候補をおりて都議選に挑戦する決意を二点述べました。

市民と野党の共闘を

この墨田区で前進・発展させる

 一つは、わたしたち日本共産党は、昨年の第28回党大会で、今度の総選挙の政治目標は、市民と野党の共同を大きく発展させ野党連合政権を実現すること、そして、その政権を実現し支えるためにも、日本共産党自身の躍進をめざす、二つの任務を確認しました。
 昨年は新型コロナ感染拡大がひろがるなか、7月には東京都知事選挙に宇都宮健児さんを市民と野党の統一候補としてたたかいました。
 墨田区でも、立憲民主党の皆さんをはじめ、幅広い皆さんと協力して運動を広げることができました。この財産を、都議会議員選挙でも必ず生かそうと活動してきました。
 そのなかで、区民のみなさんから寄せられる声は、今度の都議選も、野党共闘で勝利してほしいという声です。都議選の墨田選挙区、定数3議席は、菅政権を支え、小池都政を推進する、自民、公明、都民ファーストが独占しています。
 今後の都政を考えても、その後におこなわれる政権交代がかかった都議選を考えても、墨田区で野党共闘を前進させる議席がどうしても必要です。そのためにも、私は、衆議院東京14区の予定候補をおりて都議選に挑戦することを決意しました。

コロナ危機から都民、区民を

守るための議席の奪還を

 決意をした二つめの理由は、コロナ危機から都民、そして墨田区民を守るためです。
 私は14区の予定候補者として半年間活動してきました。その中で見てきたものは、新型コロナウィルスの影響で、いのち、暮らし、生業が壊され、苦しむ人々の姿です。
 台東、荒川、墨田区はモノづくり、中小企業、観光業が盛んな地域です。コロナ危機が直撃して、多くの商店、企業が次々と倒産へと追い込まれました。
 持続化給付金や家賃支援給付金を申請した方も多くいますが、町を歩いて聞こえてくる声は「そもそも消費税が10%に増税されるもとで収益が大幅に減っている。コロナの影響で減収しているとはいえ、前年度の半分までは減っていない。それで申請できないなんてないよ」
 菅政権や小池都政の無為無策が、これまでも苦しい人たちをより一層苦しめています。
 申請が受理され給付を受けた方たちも「仕事がない」「従業員を雇い止めしなければならない」「給付金も焼け石に水」という声はあとを絶ちません。
 私たちはフードバンクという食糧支援を行う青年団体の活動に協力して相談活動を現場で行なっています。利用される方で目立つのは、ひとり親世帯や女性のみなさんです。深刻な状況に追い詰められていることがわかります。
 昨年利用した方の中には、「お母さんの仕事がなくなり、収入が大きく減ってしまい、兄弟3人分の食料がなくなってしまった」という中学生や、「突然派遣切りされた」という女性も。先日行ったフードバンクでは、こちらの予想を超えて、あっという間に用意した生理用品がなくなりました。
 1月には、50代の女性が「長く務めた飲食店のアルバイトを突然解雇された。再就職したが、それも年末に解雇された」二度の雇い止めで貯金も底をつき、家賃が払えない。助けてほしいと地区委員会に駆け込んできました。コロナ危機が経済的に弱い立場の人たちを、さらに追い詰めています。
 コロナ感染症対策で菅政権も、小池都政もまともな対策を示さず、台東区の永寿病院をはじめ、多くの医療機関、高齢者施設でクラスターが発生しました。私たちは、国政でも都議会でも、そして区議会でも、徹底したPCR検査の拡充、感染震源地を特定して面的な検査を行うこと、重症化すれば命の危機に直面する高齢者や患者の多い、高齢者施設、医療機関での検査を徹底するよう、昨年3月の時点から呼びかけてきました。
 墨田区は、日本共産党墨田区議団が昨年3月の議会で先駆的にこの訴えをすすめ、論戦を展開するなかで、保健所の体制を10人から今では80人規模に拡充しました。医師会のみなさんの大きなご協力もあり、発熱外来を47箇所に設置することもできました。住民への適切な情報を公開するなど、全国的にも進んだ経験はあります。
 しかし、菅政権も小池都政も、対策は後手後手、無為無策と言って過言ではない。
 しかも問題なのは、コロナ感染拡大がここまで拡大するもとでも、地域医療構想として、公立・公社病院の縮小統廃合、都立病院の独立行政法人化を進めています。墨田区でこの対象になっているのは、済生会向島病院と都立・墨東病院です。どちらも、発熱外来を設置し、コロナ陽性者の入院・治療する体制をもつ、拠点病院です。
 都民だけでなく、区民の命を守るためにも、菅政権、小池都政の転換が必要です。
 以上の点からみても、墨田選挙区の3議席を、菅政権を支え、小池都政を推進する小池オール与党に任せる訳にはいきません。
 その決意で都議選で32年ぶりの共産党の議席を誕生させるために全力をつくす決意です。
 荒川区、台東区のみなさんには、この場をかりて、これまでのご支援に心からの感謝を申し上げます。みなさんとの時間がぼくを成長させてくれました。みなさんの思い、願いをすべて心に宿して、都議選に勝利する決意です。