「にしき」の運賃据え置きに 消費増税分転嫁せず

新島村が、新島と式根島を結ぶ村営連絡船「にしき」の運賃について、10月からの消費税増税分を転嫁せず据え置くことを決定した記事が9月15日号「東京民報」に掲載されました。

以下、転載します。

新島村は新島と式根島を結ぶ村営連絡船「にしき」の運賃について、10月からの消費税増税分を転嫁せず、据え置くことを決めました。

連絡船「にしき」は、毎日3往復(最盛期は4便)運航し、人や食料品、日用品などの荷物を運び、島民の日常の足としての役割を果たしています。

「にしき」の運航計画や料金に関わる同村の「連絡船運営委員会」(委員長=綾とおる共産党村議)は3日、運賃据え置きを諮問しました。村は「にしき」について「住民福祉の増進と産業の振興を図ることを目的として運行している」とし、「値上げによる利用者の経済的負担を増加することは、運行理念と相反する」「一般住民に負担を強いることになり、商業者の利用も多いことから地域経済にも悪影響を及ぼす」と指摘。その上で料金の据え置きを提案、全員一致で了承しました。

綾村議は「6月議会に消費増税に伴う値上げをしないよう村に求め、据え置きを検討するとの答弁がありました。今回、村が村民の暮らしに寄り添う判断をしたことに、喜びの声が寄せられています」と話しています。

9月15日号「東京民報」1面より