コロナ対策・福祉・くらし最優先の予算に 21年度予算組み換え提案 党都議団
都民の命と暮らし守るため、検査拡充を今こそ
「夫がリモートワークしていても、妻が満員電車で通勤しているから、感染が心配」「母親が通っているデイサービスで感染者が出て自宅にいる」「ずっと家にいると気分がまいる。外に出ても話す人がいない」など、区内を歩き、コロナ禍で区民のみなさんのくらしの心配事等をお聞きしています。
無症状感染者対策と高齢者施設などへの定期的なPCR検査の拡充を、検査の余裕のある今こそ実施し、都民の心身の健康と安全なくらしを取り戻すことは急務です。
その他にも、再開発優先の政治について、「コロナで生活や経営が困難になっている人へ十分な補償をしないで、政治は何をやってるの」と怒りの声も聞きました。
また、「階段の昇り降りがないバスは高齢者が移動するのに必須」と話される方は、「2万510円のシルバーパスは高い。3千や5千円のパスを作ってほしい」と強く要望されました。
知人の生活保護申請を手伝ったことのある方は「生保を利用してから、医療を受けることができるようになり、生活が一変した」と感想を話され、「生活保護を受けることの壁が取り払われないといけない」と語られました。
不要不急の事業見直しで実現可能
東京都の予算はスウェーデンの国家予算に匹敵する15兆円で、党都議団の予算組み換え案は、不要不急の事業2.3%を見直し組み換えれば、コロナ対策も福祉や教育などの様々な施策を実現することができます。この事を訴えていきたいと思います。
日本共産党都議団の予算組み換え提案の一部(※都議団HPで全文をご覧いただけます)
都立病院の独法化準備予算(39億円)・外環道や特定整備路線(900億円)・カジノ調査費(1000万円)等、不要不急の事業を見直せば、以下のようにコロナ対策とくらしや教育の充実が可能になります!
【コロナ対策】
■医療機関の減収補てん(200億円)
■無症状者へのPCR検査(150億円)
■医療従事者へのPCR検査(43億円)
■家賃支援給付金(80億円)
■雇用調整助成金の5%上乗せ(200億円)
【くらし・福祉】
■都営住宅新規建設4000戸(374億円)
■3000円のシルバーパス発行、対象路線拡大(27億円)
■小3・中2の35人学級実施(約40億円)
■介護職員の人件費補助(48億円)
■認可保育園の園庭確保等支援(40億円)
■大学生・院生・専門学生に1人3万円支給(159億円)