直ちに対応を!緊急要望書を提出
日本共産党区議団は、新年度予算編成に向けて区民の声を反映した予算要望を提出するため、区民アンケートの実施や区内40を超える団体と懇談を重ねてまいりました。その中で、来年度予算では間に合わない緊急性を要する課題について、緊急要望としてまとめ、8月27日、工藤足立区副区長に提出。直ちに補正予算などで対応する様求めました。要望書の内容についてお知らせします。
足立区長 近藤やよい様
緊急要望書
1、軽減税率対策補助金について
10月から実施予定の消費税増税にともない、複数税率対応レジスターの導入が必要な商店、中小事業者に対し、国は軽減税率対策補助金として購入費用の3/4(1台につき20万円まで、1事業者200万円まで)補助するとしているが、自己負担が発生する。残りの1/4について、厳しい経済状況の中頑張っている区内商店、中小事業者を支援する立場から区が上乗せ補助を行って頂きたい。
2、公共施設の修繕等について
(1)区立第14中学校舎や竹の塚地域学習センター駐車場の管理室など区有施設の雨漏りは、直ちに改修されたい。
(2)竹の塚地域学習センター、レクリエーションホールエントランスの階段は片側にしか手摺がない。両側に手摺を取付けて頂きたい。
3、災害対策について
地震だけでなく近年では、大型台風やゲリラ豪雨などによる災害が全国で発生しており、対策の不備は命に係わる問題であることから緊急に対策が必要なものである。
(1)東六月町の「花畑作業所」2階の「ひまわり作業所」は第二次避難所になっている。1階の花畑作業所との直通インターホンは緊急時のホットラインの役割を果たしてきたが、壊れた後撤去されてしまった。早急に復旧して頂きたい。
(2)統廃合で廃止になった学校が避難所として登録されているなど、防災ナビの更新が遅れている例がある。これではいざというときに役立たない。現状にあわせ直ちに更新して頂きたい。
(3)発災時は自宅付近にいない場合もある。当該地の避難所がどこなのか誰もがよくわかるよう、コンビニ等多くの人の目に触れる場所にシール等で掲示し“見える化”を図られたい。
(4)電池切れやパットの使用期限切れなどメンテナンスが十分でなく、AEDが必要な時に使用できなかった事例が報告されている。配布したAEDが緊急時に間違いなく使用できるよう、直ちに点検し、機能するようにして頂きたい。
4、障害者支援について
(1)特定非営利活動法人「足立さくら会」は、今年度、千住の「はばたき」も借りているが1年契約で移転先を見つけなければならないが未だ見つかっていない。区の障害者計画に位置付けられた「高次脳機能障害」の事業の存続に関わる事態であり、次の移転先確保のために、区が責任をもって支援して頂きたい。
(2)竹ノ塚駅舎について、いよいよ設計に取りかかっているが、詳細設計に入る前に、障害者(当事者)の声が反映されるよう意見を聞く機会を早急に設けて頂きたい。
5.東京女子医大について
(1)医師会との連携
大学病院誘致にあたり、総額138億円の公費投入にふさわしい「公益性」「住民福祉の向上」に寄与する内容の充実が求められる。区内の医療機関での受診が大学病院への受診につながるよう、医師会との連携が密に行われるようにして頂きたい。
(2)駅名変更について
日暮里舎人ライナー江北駅の駅名変更について、地元から駅名への愛着や2億円もの経費などの点から批判が上がっている。地域の合意が得られない駅名変更は中止し、副駅名を「足立医療センター」とする立場で決断されたい。
6、投票所等について
7月22日実施の参議院選挙では、投票率向上の取り組みが実施されたにもかかわらず、区内の投票率は東京都平均を下回った。衆議院の解散総選挙も予想されるなか投票率向上のための対策が求められている。
(1)参議院選挙での期日前投票は、区役所では公示翌日から始まったが他の期日前投票所は1週間後からであったにもかかわらず、選挙公報の表現に誤解をして投票所に行った方が何人もいたと共産党区議団にも苦情が寄せられた。今回戦後2番目に低い投票率だった結果を受け、期日前投票の日程を前倒して頂きたい。
(2)投票率を高めるため、投票しやすい環境づくりも重要だ。学校体育館などの投票所にはスロープが設置されているが、傾斜が急で登れないという声がある。コンシェルジュの様な人員を配置して改善を図って頂きたい。
(3)選挙公報は選挙の期日の前日(衆議院選挙及び参議院選挙においては前々日)までに配布することになっているが、期日前投票者が増えていることも鑑み、可能な限り早く行って頂きたい。