①誰もが希望をもって暮らせる、命とくらし守る政治に
- 「数百万円の学費の返済の負担が重い」
- 「派遣で働いているけど、契約がいつまで続くのか。切られたら次の仕事が見つかるのか不安」
- 「賃金安く、とられる税金は高い。毎月の生活していくのがやっとなのに、年金3000万円足りなくなるから自分で準備しろと言われても」
非正規雇用の拡大や、社会保障の削減など新自由主義と言われる政策のもとで、広い世代が暮らしや生き方に不安や困難を感じています。
私自身も保険会社にいて、社会保障制度が年々切り下げられていく一方、労働者が貧しくなっていく背景にアメリカの戦略や大企業の儲けが優先される歪んだ日本の政治が大きく影響していることを痛感しました。
でも、大企業やアメリカ優先になりすぎている税金の使い方、集め方を変えて、労働者の健康と生活を守れるように働き方のルールを見直していけば、一人ひとりの暮らしにのしかかる困難を軽減、取り除くことができる。
今、足りないのは個人の努力ではなく、政治の転換です。
私は子どもから高齢の方まで、安心でき、希望を持ち続けて生きられる社会を実現したい。経済が安定して循環する社会の土台が国内に作られることが、企業にとっても長期に渡る安定した経営の保障になると考えます。
- 働き方は正社員を基本に、安定した雇用を増やします。
- 賃金引上げが厳しい中小・零細企業への支援と合わせ、最低賃金を引き上げながら、1日7時間(週35時間)労働で労働時間の短縮化をめざします。
- 医療・介護・保育など現場で働くソーシャルワーカーと呼ばれる対人援助に関わる方への賃金の引き上げで、困っている人に医療・介護・保育が行き届く環境を作ります。
- 大学の学費はまずは半額にし、必要な人にいきわたる給付制奨学金を。ゆくゆくは学費無償化で、誰もがお金の心配なく学べる社会の実現をめざします。
- 1クラス35人~40人学級は多すぎます。コロナ感染抑制のためにも、落ち着いて学べる学習環境の保障のためにも、小学校から高校まで少人数学級の実現をめざします。国連子どもの権利条約を生かし、子ども・学生自身が自分たちのことを決める主権者教育をはぐくめる環境づくりを行います。
- 減らない年金、確実にもらえる年金をつくり、誰にでも老後の生活の展望をわかりやすく示せるように。
②コロナ収束のための医療・検査の拡充と、補償を
- 「この間、コロナで忙しいのに医療現場の所得は減った。命がけでやっている仕事が正当に評価されていないと感じる」(医療現場)
- 「コロナで次々イベントが無くなっている」(芸能・音楽関係者)
- 「毎日満員だったレストランがコロナでぱったりお客が来なくなった」(飲食店)
- 「大学に通えないのに学費だけはきっちり請求される」(大学生)
- 「持病を持っているため、感染が怖くて外に出られない。孫にも会えない。いつまで続くのか」(高齢者)
この間、コロナの感染拡大で暮らし・生業・学業に深刻な影響を受けている人が放置され続けていることに強いもどかしさを感じています。
コロナ収束の展望とくらしの再建。そこまでの進捗を政治が責任をもってリードし、進めていく必要がある。解散してもしなくても、臨時国会を緊急に開かせて、まずこの仕事は進めさせたいと考えます。
- 行政が積極的に感染震源地を見つけ出し、そこで生活している人全員にPCR検査実施を。
軽・無症状でも感染能力のある人を早期に見つけ出して保護することで感染拡大を抑えられます。 - 医療や介護現場での福祉施設での集団感染を防ぐために、医療・介護・福祉従事者には定期的なPCR検査を実施し、労働者、入所者への安心と安全を確保します。さらに医療・検査体制への財政支援・体制強化をはかります。
- 感染抑止のために休業・自粛が必要と判断された個人・業種・店舗には休業補償を行います。
③多様性が生きる社会に。性別や、LGBTs、人種、国籍、民族など、あらゆる差別と分断がなくなる社会の実現を
女性や性的マイノリティは未だにシス(生まれた性と自認する性が一致する)男性に比べて正規職員になりづらかったり、低賃金だったりと社会的・経済的に弱い環境に置かれ続けています。(女性の正社員の賃金は男性正社員の7割。女性の6割が非正規労働者。)
2018年、東京医科大学や複数の大学で女子学生の点数を意図的に下げていたことが発覚しました。最高教育機関である大学で、前時代的な女性差別が日常的に持ち込まれていたことに、私は強い衝撃を受けました。
その前年2017年には伊藤詩織さんの「BLACK BOX」が発売。政府官邸と親交のあった記者によるレイプ事件が、権力によってもみ消されていたことが告発され、大きな話題に。2020年、伊藤詩織さんは世界で最も影響力のある100人の一人に選ばれました。
ここ数年、「女性」と「権力・体制」が真っ向から対峙するような衝撃的な事件や事実が次々に明るみになりました。旧来の男社会の体制や現権力を維持するために女性を始めとするマイノリティが押しやられ、虐げられてきた。でも、もうこんな悲しい社会は終わりにしたい。
今の日本を変えていくためにも、政治に多くの女性・マイノリティの声が必要です。
どうか、性別や性自認、性的指向で一人ひとりの生き方や尊厳が社会的・経済的理由で奪われない社会を実現する仕事、させてください。
- 男女の賃金格差をなくし、同一労働・同一賃金を実現します。
- 同性婚を認める民法の改定をすすめます。
- 選択的夫婦別姓をすすめます。
- 旧い家制度を廃止し、結婚しても個人が尊重される制度の見直しをはかります。
ヘイトスピーチなど在日外国人への卑劣な差別と攻撃は絶対に許せません。 - 在日外国人の人権と、労働者としての権利を守る体制をつくります。
④立憲主義・民主主義・そして平和主義。憲法が生きる社会に
憲法9条の平和主義は、今の日本では当たり前になっています。
でもそれが無くなれば、時の政権の判断で戦争が容易にできるようになり、そうなれば日本の生活の安定も、一人ひとりの権利や命の保障もなくなる。私たちにとっては空気のような存在だと思っています。
ヒバクシャ、戦争体験者から受け継いだ「二度と戦争はしない」固い意志を引き継ぎます。戦争を防ぐ方法は、際限のない軍事力の増強以外で。経済的連携や外交、草の根からの文化交流などあらゆる手段を使って戦争を防ぐ道に全力を挙げます。