3月11日に発生した「東北関東大地震」では、多くの方が亡くなられ、いまだ多くの方が安否不明となっておられます。亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さんの心からのお見舞いを申し上げます。
この大地震では、江東区内でも液状化現象や建物の損壊、断水などの被害が発生しました。私も大地震の翌日、区内の状況を調査しました。
特に被害がひどかったのが、辰巳団地で、液状化によって大量の砂が噴き出し、地番が沈下して1階部分の階段が大きく破損、建物の下に大きな空洞ができていました。また、電柱が大きく傾いたり、道路に大きく亀裂が入っているところもありました。10街区では水道管と下水道管が破損し、断水も起こり、住民生活に支障が出ました。
辰巳第二保育園でも園庭が液状化現象で、大きな亀裂が入り、玄関側も階段などが損壊しました。
辰巳小学校も校門を入ってすぐの階段部分が大きく壊れたほか、幼稚園では地盤沈下によって建物の半分が沈み込み、大きな段差ができました。
東雲団地では、L字型に建てられた都営住宅でつなぎ目部分が損壊し、コンクリートが落下したり、風除けのための玄関前のガラスが何枚かわれていました。枝川の比較的新しいマンションでも同じような被害がありました。
豊洲4丁目でも商店街の歩道の陥没や、あちらこちらで液状化がおこりました。豊洲の新市場予定地でも液状化現象が確認されています。
枝川でも都営住宅の敷地の液状化がおこり、注射上部分に大きな亀裂ができました。別の都営住宅で給水設備が壊れて、水が止まらなくなったり、建物のつなぎ目部分のコンクリートが壊れて落下しました。
江東区では、地震による建築物被災相談を建築調整課を窓口にして行っています。家屋に大きな被害が出ている方はご相談ください。そのほか防災課でも相談を受け付けます。