2013年度予算審査特別委員会で、若者支援について質問を行いました。その内容をご紹介します。
ひきこもりための相談窓口の設置を
23区では、1万6千人弱、江東区では763人の若者がひきこもり状態にあると推計されています。ひきこもりを放置することは、社会にとって大きな損失であるとともに、何よりも、本人や家族が大変悩んでおり、区としてもひきこもり対策に取り組んでいくことが求められています。
国は21年度から、「ひきこもり地域支援センター」を都道府県と政令指定都市に設置し、ひきこもり支援コーディネーターを中心に、地域の関係機関とのネットワークの構築や、ひきこもり対策に必要な情報を広く提供しています。23年度からは家庭訪問を中心とするアウトリーチ型の支援も開始されています。
23区では、足立区が「ひきこもりセーフティーネットあだち」を設置し、NPO法人に委託し、外に出ることが困難な場合には自宅に訪問をする訪問活動、自宅以外の居場所の運営、社会体験活動などを行なっていることを紹介し、江東区でもひきこもりの実態をつかむとともに、ひきこもり地域支援センターを設置するなど本人や家族への支援体制をつくるよう求めました。
(青少年対策担当課長の答弁)
青少年センターで「思春期の子をもつ親のためのグループカウンセリング」やロビーワーク活動の実施、相談カードの投函箱の設置などを行なっている。
地域支援センターの設置には、心理カウンセラーや精神科医などの医療関係車の配置が必要なので困難だ。ホームページで相談窓口の紹介を行なっている。
青少年対策、若者支援についての広報の充実を
江東区のひきこもり対策は、極めて不十分なうえ、区が現在どのような支援を行っているのか区民にはあまり知られていません。また、江東区のホームページームのトップには、「青年」や「若者」という言葉が一切ありません。区は、検索ワードを入れれば青少年センターの取り組みが出てくると答弁していますが、トップページに、青少年対策、若者などのカテゴリーをつくり、広く区民に知らせるべきだと、改善を求めました。
(青少年対策担当課長の答弁)
トップページ上については所管課と検討する必要があると考える。