大つきかおり 日本共産党都議会議員予定候補

「2013したまち憲法の集い」に参加しました

2013.11.05

したまち憲法の集い1昨日、ティアラ江東で、「平和のために、いのちのために、こどもたちのために 今考える憲法」と題し、東京東部法律事務所が主催する「2013したまち憲法の集い」が開かれました。

集いでは冒頭、「生業を返せ、地域を返せ!」と東京電力と国を相手に訴訟を行っている福島原発訴訟原告団長の中島孝さんから原発事故・福島からの報告が行われました。その後、弁護士の伊藤真さんが「自民党改憲草案を斬る〜平和のために今考える憲法〜」と題し講演、最後に女優の渡辺えりさんが「笑顔のために夢を創りたい」と題して講演を行いました。 
中島さんは、「ひとたび原発が事故を起こすと、ここまでがんばれば元に戻れるという希望を持つことが出来ない」「命やくらしより企業の利益を優先する東電と国の責任を法廷の場で明らかにしたい」と述べられました。

したまち憲法の集い2

伊藤弁護士の「戦争はやってはいけない。どんな正しい目的があっても」「なぜなら戦争は人殺しだから」とのお話に、私も本当にその通りだなと思いました。どんな理由があっても正しい人殺しなどないと思います。
また、立憲主義について「国民の声を聞いて政治を行うことは大事だけれど、国民の多数がいつも正しいとは限らない。なぜなら国民は情報に惑わされる。だから多数の意見であっても犯してはならないものがある。それが人権」「民主主義はアクセル、そして立憲主義はブレーキの役割」との話に改めて憲法の役割の大切さを感じました。
そして、自民党が憲法を「国民に守らせるもの」へと変え、他国と同じであるべき「個人の尊重」を否定し、他国と違っていい「戦争の放棄」を投げ捨ててしまおうとしているとその危険性について話されました。
最後に伊藤弁護士は、「憲法は理想で現実とは食い違っているが、現実を理想に近づけることこそ憲法の価値がある」と話を締めくくりました。
渡辺えりさんは、「絶対に戦争は反対」とのべ、生真面目な日本人が戦争に突き進んでしまうことの恐ろしさ、自分の父親の戦争体験、いろいろな作家・文化人が図らずも国民を戦争に駆り立てる役割を果たしたこと、また憲法について、自民党のいう「伝統」とは何なのかとかつての日本で当たり前と思われていた「奴隷的労働」「公娼制度」「女性の地位の低さ」などについても言及、笑いの絶えないお話でしたが、再び戦争を起こさせては行けないとの強い思いが伝わってきました。
あっという間の2時間でしたが、「憲法守りたい」といみんなの気持ちが集まった集会でした。

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