通院患者がつぎつぎ転院せまられる
豊洲4丁目の昭和大学付属豊洲病院が、豊洲5丁目に移転し、新たに「昭和大学江東豊洲病院」として開院しました。
江東区は、この昭和大学江東豊洲病院の移転新設にあたって、東京都から42億円で購入した土地を10年間にわたって無償貸与したうえ、建設費として75億円の補助を行っています。
これまで昭和大学付属豊洲病院に通っていた区民のみなさんも、病院の移転新設に期待を寄せていました。
ところが、3月の開院を前に、これまで通院していた多くの患者が、「紹介状を書くので他の病院に移ってほしい」と言われる事態となり、区民からは、「新しくなったところに通院できると期待していたのになぜか」「区民の税金が使われているのにおかしい」との疑問や怒りの声が寄せられました。
区としてこうした区民の声を把握しているのかを質すとともに、これまで通り通院できるよう病院に要請するよう求めました。
(答弁)通院している方の気持ちは承知しているが、新病院は、急性期病院として建設された。慢性期の方は、地元の病院を紹介している。
差額ベッド代をとらない病室を増やせ
入院した際に、負担が最も重いのが保険の利かない差額ベッド代です。日本共産党区議団は、これまでも昭和大学江東豊洲病院の開設にあたって、差額ベッド代をとらない病室の割合を増やすとともに、差額ベッド代もできるだけ抑えるよう求めてきました。
3月の開院を前にしても、明らかにされない差額ベッド代について質すとともに、差額ベッド代をとらない病室を増やすよう区として要請するよう改めて求めました。
(答弁)差額ベッド代は、区と協議して定めることになっている。開院までに昭和大から提示される。まだ明らかにできない。当初300床のうち200床は差額ベッド料をとらない