大つきかおり 日本共産党都議会議員予定候補

東京湾岸環境ウォッチングに参加

2014.08.03

東京公害患者と家族の会江東墨田支部・江東あおぞら連絡会が主催する「東京湾岸環境ウォッチング」に参加しました。

亀戸駅前から出発し、明治通りの植樹が落葉樹から常緑樹に転換され、高木と高木の間に中木が植栽されている状況を確認しました。
樹種の転換は、落葉樹では、冬場葉がみな落ちてしまい、PM2.5を削減する効果がなくなってしまうために、公害患者の皆さんが、常緑樹に植え替えるよう求めていたものです。

自転車専用帯

その後、亀戸や永代通りの自転車専用通行帯の整備の状況を見た後、越中島の福山通運の巨大トラックターミナル建設問題について、現地で「福山通運による環境破壊から住民を守る会」の方から説明を受けました。
福山通運のトラックターミナル建設では、一日のべ1500台近くのトラックが出入りし、いまでもひどい騒音や大気汚染が一層ひどくなることや、工事中に発生した揮発性の汚染物質による健康への被害も発生しているのに、福山通運の経営者が全く不誠実な対応しかせず、裁判所に提訴することになったことなどが語られました。

福山通運工事

住宅や学校が密集する地域での巨大トラックターミナル建設は、どう考えても環境に配慮したものへの見直しが必要です。
その後、豊洲の新市場建設用地を見た後、2020年開催の東京オリンピックの競技施設が作られる有明や中央防波堤廃棄物処分場、夢の島公園、辰巳の海浜公園などを見学しました。
有明や夢の島、辰巳では、競技施設建設のために今ある植栽などが伐採されてしまうことや中央防波堤廃棄物処分場では福島第一原発の事故で発生した放射性廃棄物が埋められているすぐ近くにマウンテンバイクの競技場が作られることなどの説明を受けました。
夢の島公園
日本共産党は、オリンピックの開催にあたっては既存施設の活用で財政支出を抑えることや環境への配慮など、施設計画の見直しを求めています。
江東区の湾岸部は大型トラックの通行により、都内でも大気汚染が深刻です。江東区の小中学生のぜん息被患率全国平均を大きく上回っています。
今後も引き続き、国や東京都、そして江東区に対し、大気汚染対策や環境対策を求めていかなければなりません。

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