第三回定例議会の決算委員会で教育施設の問題について質問しました。
その概要をご紹介します。
トイレの洋式化は児童・生徒の健康に関わる問題
29年度の学校トイレの洋式化率は、小学校が73%、中学校は59%となっています。
区は、洋式化率が40%未満の学校を優先的に改修していますが、毎年各学校から提出される学校施設点検表では、40%を超えている学校からも洋式化の要望が出されています。
足立区では、2017年から2022年までにトイレの改修が済んでいない67校全ての学校のトイレの洋式化を行うとして、年次計画を明らかにしています。
大つき議員は、トイレの問題は、児童・生徒の健康に関わる問題だとして、期間を決めて早急に様式化工事を実施するよう求めました。
(答弁)いつまでに終わるかは言えない。長期計画にのっとり実施している。
避難所となる体育館トイレの様式化も急務
体育館のトイレの様式化は、小学校で68%、中学校で60%という状況です。
大つき議員は、「学校トイレ研究会」が東日本大震災と熊本地震の被災者への調査を行ったところ、避難所で困ったことの第一位が、いづれも「トイレ」で様式化でないために困ったという回答が寄せられていることを示し、災害の際に避難所となる体育館のトイレについて、早急に洋式化するよう求めました。
(答弁)現在ゼロ%のところの改修工事を行なっている。今年度実施すると、残りは7校。随時改修できるところからしっかりと対応していきたい。
給食室へのクーラ設置の早期実施を
学校給食室の冷房設備の設置率は、34%にとどまっています。今年の夏も酷暑となるなど、給食室の冷房化は、調理員の健康にも関わる問題で、早期の改修が必要です。
大つき議員は、給食室の全校冷房化をいつまでに完了させるのか、区の計画をただしました。
(答弁)全部設置する方向だが、数的にも多く、給食を止められないので学校、保護者との調整が難しい。随時やっていきたい。