11月15日付「しんぶん赤旗」では、「築地市場の解体に批判」として、お二人の識者の意見を掲載しています。
今川憲英東京電気大学名誉教授は、横浜の赤レンガ倉庫を再生させた経験を持っています。
「築地の市場業者たちが長年、精魂こめてつくりあげた文化を東京五輪の駐車場に一時使用するという名目で、取り壊すことは耐えがたい」「基本構造を残してリニューアルすれば、築地の歴史と文化を再生できる」と述べています。
後藤治学校法人工学院大学理事長は、ユネスコの諮問機関、国際記念物遺産会議の日本イコモス国内委員会ワーキンググループ長として2017年に「日本の20世紀遺産」を選定。築地市場や隅田川沿いの橋などを選定しました。
築地市場について、「骨格構造を残せば、世界遺産に登録される可能性」「歴史的な価値を消して全く違う施設をつくれば、世界の笑い物」と述べています。
築地市場の歴史的、文化的価値、産業的価値、築地市場の素晴らしさを認識することができました。