23年4月に開校予定の有明小学校・有明中学校の竣工視察を行いました。
有明小学校と有明中学校は、新たなマンション建設が進む有明地区の児童・生徒の増加に対応するために、江東区が新たに建設をした公立学校です。
区教委は、連携教育に取り組みやすいようにとして、校舎を小中一体型にしました。具体的には、校舎はつながっており、小学校と中学校の先生は、職員室や事務室を一緒に使います。体育館はそれぞれあるものの、プールは一つで、床の高さを変えられる可動式のものを使います。
校舎のデザインは、中庭があったり、中も外もガラスが多用されていて、とても開放感のある、学校としては今まで見たことのい斬新なものです。子どもたちも毎日、楽しく通えるのではないかと思いました。
ただ、気になったのは、維持費。複雑な構造の所やガラスの多用で、通常の学校よりもやはり、維持・メンテナンス費用がかかるとのこと。それと、プールが一つしかないので、先生たちは、授業を組むのが大変だと思います。
確かに斬新な公共施設も良いのですが、やはり区民の皆さんの大切な税金ですから、話題性を重視して、経済性や効率性を後回しにしてしまうというやり方は正しくないと思います。