大つきかおり 日本共産党都議会議員予定候補

長生きしてよかったと思える社会に 社会保障制度の改悪ストップを!

2013.09.12

江東区では、9月10日、11日、12日の3日間、午前午後の6回にわたり、「敬老のつどい」を開催しました。私も、11日と12日の2回、参加をしました。

江東区の65歳以上の高齢者は、今年1月1日現在で約96000人。区主催の「敬老のつどい」は、75歳以上が対象で、約44000人の方にご案内をしています。昨年よりも約3000人増えているそうです。
区長は挨拶の中で、江東区が高齢者福祉に力を入れていることを強調し、区内14番目の特別養護老人ホームが現在建設中で、今年は15番目の特別養護老人ホームが着工することを紹介しました。
そして、冗談で、「でも、入らないでください」「入らないで元気でいた方がいいんです」と言いました。
もちろん、誰しも元気で長生きしたいと思っているはずです。しかし現実は、介護が必要な状況になる方がたくさんいます。
江東区では現在、特別養護老人ホームの順番待ちをしている方が、約22000人もいます。2年も3年も待たなければ入所できません。まだまだ特養ホームは足りません。
「自宅で最後を過ごしたい」「最後まで看取りたい」と思っても、重度の要介護高齢者を24時間、在宅で介護するのは大変です。家族も高齢の場合や働かなければ生活できないなど、施設入所を希望する理由は様々です。
また、施設によっては利用料が高いために、せっかく順番が回ってきても、断ってしまう人も少なくありません。
政府は今後、消費税増税を行なおうとする一方で、介護や医療、年金など社会保障制度の更なる改悪を行なおうとしています。
介護保険では、要支援1、2の軽度の要介護高齢者の介護を保険の対象外にすることや医療では病院のベッド数の削減、70歳から74歳の高齢者の医療費の窓口負担を現在の1割から倍の2割に引き上げることなどです。
医療も介護も受けないで元気に長生きできることは望ましいことですが、必要な人が必要な時に、お金の心配なく利用できることが、一番大切だと思います。
本当に、安心して「長生きしてよかった」と思える社会に!社会保障の改悪ストップ!です。

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