大つきかおり 日本共産党都議会議員予定候補

待機児解消は認可保育園の抜本的増設で

2013.09.20

江東区は、9月13日に開催された区議会厚生委員会で、深刻な保育園の待機児童問題を解消するため緊急対策を実施することを明らかにしました。

待機児童数は1338人

今年4月時点で、認可保育園を希望しても入れなかった待機児童の数は、1338人にも及んでいます。(認証保育所などどの保育室にも入れなかった人数は416人)で、昨年と比べて300人余(同163人)も増加しています。
平成26年4月までに1200人分を整備 
緊急対策では、平成26年4月までに、待機児童の大半を占める0歳から2歳までの定員で600人、幼児で600人、合計1200人分の保育室を整備する予定です。施設別の内訳では、認可保育園で650人、サテライトステーション保育園で250人、認証保育所や小規模保育で200人、既存施設の定員増で100人となっています。
新たに「サテライト保育事業」実施
区が緊急対策の中で、「(仮称)江東区サテライト保育事業」の実施を打ち出しました。
このサテライト保育事業は、豊洲5丁目にサテライト(分園)を設置し、0歳、1歳児については分園で預かり、2~5歳児は、有明フロンティアビルに設置する本園にバスで送迎し、保育を行うというものです。
分園では乳児を中心として50人程度、本園では幼児を中心に200人程度の保育を行います。
サテライト保育事業の本園は、有明フロンティアビルの3階に整備されます。そのめ、200人もの子どもを受け入れるのに、保育施設内には子どもたちが自由に、安全に遊べる庭がありません。
 
また、子どもたちの健やかな成長を図るために、家庭や保育園での様子などを保護者と担任の先生が共有することが大事です。そのためには連絡帳のやり取りだけではなく、直接、コミュニケーションを図ることも必要ですが、送迎保育では担任の先生と直接話ができる時間がきちんと保証されるのか疑問です。
 
本来であれは、自宅の近くに、園庭もある認可保育園を整備することが、子どもたちにとっても保護者にとっても望ましいと考えます。
待機児解消は認可保育園の抜本的増設で

日本共産党区議団は、サテライト保育はあくまで緊急対策とし、恒久化することのないよう、そして、待機児解消は、認可保育園の抜本的な増設で行うよう求めています。

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