大つきかおり 日本共産党都議会議員予定候補

羽田空港増便で、環境や安全は大丈夫なのか?〜江東区上空の飛行計画撤回を求める会学習会

2016.10.10

今日は、江東文化センターにおいて、航空評論家の秀島一生氏を迎えての羽田空港増便問題の学習会が行われました。
羽田空港増便問題学習会
秀島氏は、日本航空国際線チーフパーサーとして30年間乗務。山崎豊子原作の映画『沈まぬ太陽』の航空監修も務めました。
国交省は、2020年度から羽田空港の国際線増便を計画しています。
計画では、羽田での北風運用時に、朝7時〜11時半と午後3時〜7時、1時間あたり22〜23機の飛行機が江東区上空を低空(最も低い場合で高度900〜1200m程度)で上昇していきます。江東区の広い範囲で、騒音被害が発生し、事故や落下物の危険にさらされます。
政府は、2020年のオリンピック・パラリンピック開催までに、年間2000万人の訪日外国人を呼びたいと目標を掲げていますが、安全よりも経済が優先されるのは、とても恐ろしいことではないでしょうか。
秀島氏は、国の当初の計画どおり、成田は国際線、羽田は国内線という役割分担をしっかり行い、成田から都心へ鉄道のアクセスを充実させるべきだとお話しされていました。
国土交通相は、飛行ルートも示していますが、飛行機は、その線の上を真っ直ぐ、キッチリ飛ぶわけではありません。ですから、この問題は一部自治体の問題ではなく、東京全体の問題です。
引き続き、広く問題点を知らせ、計画の撤回を求めて行きたいと思います。

最近のNEWS