文教委員会速記録第11号
◆都立日野台高校、都立小平南高校の改修について
○里吉委員 契約案件172号、173号は、東京都立日野台高等学校と東京都立小平南高等学校をそれぞれ改修するというものです。どちらも校庭に仮設校舎を建てて改修を行う計画になっております。
改修工事の期間中に体育館が使用できなくなったり、グラウンドも仮設校舎があるため一部しか使えなくなりますが、体育の授業や部活動のための代替はどのように準備されているのか伺います。
○早川都立学校教育部長 体育の授業などは、市営のグラウンドなど学校周辺の施設を借用して行う予定でございます。
○里吉委員 部活については、市営のグラウンドなどを市民の皆さんと同じように借りられるかどうかということで、申し込んで借りられるように努力するという話も事前に伺いましたけれども、日常的には市民の方々が使っている市営のグラウンドを借用しないと体育の授業もできないということです。
体育の授業時間を確保することは大切なことですので、ぜひ調整していただきたいんですが、近隣市とも協議をして、市民の皆さんへの影響を最小限に抑えるよう求めておきます。こうしたこともありますので、ぜひ近隣のグラウンドなども広げていきたいということも一言申し上げておきます。 以上です。
◆都立城東特別支援学校の開校について
○里吉委員 それでは、都立城東特別支援学校について伺ってまいります。
資料をご用意いただきまして、ありがとうございました。
この間、特別支援学校の教室不足について、さまざまな機会に取り上げてまいりました。対象となる子供がふえ続けています。資料にもありますように、数年間子供の数はふえ続けるように、ここにも記載がありますけれども、城東特別支援学校は教室不足になることはないのか、改めて伺います。
○松川特別支援教育推進担当部長 校舎の建築に当たりましては、将来の児童生徒数の増減に対応できるよう計画しておりますため、平成32年度までの学級数及び児童生徒数の推計に対しまして必要な教室を確保しております。
○里吉委員 必要な教室数を確保しているというお答えでしたけれども、私が聞いたところでも、最近改築した学校で、既に特別教室の転用の心配があるという話も聞いておりますので、あえて伺いました。せっかく新築するのですから、将来の児童生徒の増加を見越して校舎を準備しておくことが大切です。しっかり対応していただきたいことを改めて要望いたします。 次に、年度途中の移転ということについて伺います。
6月竣工ということで、年度途中で学校の場所が変わることで子供たちには混乱が生じないかと心配です。子供たちへの影響が最小限に抑えられるよう対策をとるべきだと思いますが、どのような対策をとるのか伺います。
○松川特別支援教育推進担当部長 城東特別支援学校へ移転するに当たり、事前に児童生徒及び保護者が新しい校舎内を見学したり、新しい教室で過ごしたりする機会を複数回設け、新校舎での学校生活に見通しが持てるようにしてまいります。
また、移転する全ての児童生徒の保護者を対象に校長面談を行い、児童生徒への影響が最小限となるよう努めております。
児童生徒が新校舎での学校生活を円滑に送ることができるよう、引き続き丁寧な対応を行ってまいります。
○里吉委員 特別支援学校は本当にいろいろなお子さんがいます。保護者も子供本人も少しでも心配なく新校舎での生活に移行できるようにしていただきたいと思います。
次に、給食についてですが、給食の調理業務が民間委託されていますが、9月から混乱なく給食が出せるようになるのか。これまでですと、他校で業者が変わったときに、時間がおくれたり、調理の失敗がありました。
万全の体制で給食提供を行っていただきたいと思いますが、対応はどのようになっているのか伺います。
○松川特別支援教育推進担当部長 都立学校における給食調理業務の委託に当たりましては、学校給食実施基準に適合し、学校給食衛生管理基準を満たす給食調理がなされるよう業務仕様を定め、履行を求めております。
受託業者が新たに調理業務を開始する際には、給食室を徹底して清掃するとともに、事前調理実習の機会を設けた上で、実際の調理を開始することとしております。
城東特別支援学校におきましても、移転時から安全な給食提供を確保してまいります。
○里吉委員 いろいろ対応していただいているということですので、ぜひスムーズに給食が提供できるようにしていただきたいと思います。
最後に、江東特別支援学校が高等部単独校になりますけれども、スクールバス利用者がいた場合の対応はどうなるのか伺います。
○松川特別支援教育推進担当部長 城東特別支援学校開校後の江東特別支援学校高等部につきましても、スクールバスの利用が必要な生徒に対し、これまでと同様に適切に対応してまいります。
○里吉委員 高等部単独校になっても、必要な生徒がいる場合にはスクールバスを配車するということですね。
これまでも小中でスクールバスを使って学校に通わせていた多くの保護者の方から高校単独校へのスクールバスの配車を要望されてきました。障害の重いお子さんもふえていますので、他校でも、高等部生でも必要な場合はスクールバスで通学できるよう要望いたします。
特別支援学校の教室不足は深刻ですから、工事がおくれた結果、4月から新校舎が使えなくても、もう1年おくらせるよりは2学期からでも新校舎に移行した方が教育環境の改善になるという判断で今回のことが行われると思いますが、対策についていろいろご対応いただきました。
くれぐれも子供たちが円滑に新しい生活に移行できるよう求めまして、質問を終わります。