オリンピック・パラリンピック観戦に関して等の申し入れ
5月18日、日本共産党里吉ゆみ都議は、世田谷地区委員会、世田谷区議団と共に、保坂区長と渡部理枝教育長あてに「新型コロナウイルスワクチン接種及びコロナ対策に関する申し入れ」を行いました。
新型コロナウイルス感染症の第4波はいまだ収まらず、緊急事態宣言も延長されました。東京でも重症患者が増加しており、これ以上の医療崩壊を防ぐ必要があります。
五輪を中止しコロナ対策に全力を
感染症対策と五輪は両立しません。今夏の東京オリパラ大会は中止し、声をあげること、小中学生の競技観戦は、感染や熱中症の危険があることからも取りやめてほしい、と求めました。保坂区長は「区民の健康第一で、感染状況を見て、聖火リレー等区の権限、責任で出来ることは判断したい」と述べました。
ワクチンの安全・迅速な接種
高齢者のワクチン接種が始まりましたが、「予約の電話が繋がらない」など混乱しました。約10万人の後期高齢者の予約に対して70本の電話回線では混乱するのは当然です。電話回線を増やしてほしいという求めには、事業者に申し入れているという答えでした。
また、ワクチン予約と予約以外の相談のための電話番号が同じであるために、より混雑した問題については、既に分けるように指示してあるとのことでした。
インターネットでの高齢者本人による予約は難しく、多くは家族などの支援で予約をしています。この間のまちづくりセンターでの予約支援は、大変喜ばれています。今後も、来所された区民に対応するとのことです。
また、接種の方法として「6月中旬から、病院やかかりつけ医での接種を一部進める予定」であることや、「四千人の在宅介護等療養者については往診接種できるよう手配済」であるということです。
医療機関への支援は補正予算で対応
医療機関への支援の問題では、医療機関ひっ迫の要因の一つに、急性期を過ぎたコロナ患者の転院先が見つからない問題があります。区議団はかねてより、都の補助金も活用して、区内医療機関、高齢者施設と連携して回復期・リハビリ期の患者を受け入れる病床の確保を求めてきました。区長は「補正予算を組んで対応したい」と回答しました。
事業者支援の問題では、「三度目の緊急事態宣言とその延長で、多くの事業者は疲弊している。国や都へ第二弾支援を求めて欲しい」と求め、区長は国に求めていくと答えました。
保坂区長からは上記の通り、概ね前向きな回答を得ることができました。コロナからいのちとくらしを守るため引き続き頑張ります。
写真 :左から保坂区長、中里区議、たかじょう区議、里吉ゆみ都議、坂本・川上地区常任委員、江口区議
世田谷区民新聞 2021年5月号外 日本共産党の見解を紹介します
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