都立病院は都立のままで!
東京都は都立・公社病院の地方独立法人化計画を進めています。今回のコロナ危機でも、すべての都立病院がコロナ患者を受け入れ、都内のコロナ対応病床の3分の1を受け持っています。
民間医療機関だけでは支えきれない不採算医療を担い、セーフティーネットの役割を果たしています。都立・公社病院の独法化は中止すべきです。
「都立・公社病院の地方独立法人化を中止し、医療サービスの充実を求める請願」署名52,275筆集め都議会に提出も、共産党のみ賛成で否決される
「都立松沢病院充実させる会」は各地で署名、宣伝行動を行い、里吉ゆみ都議も参加しています。昨年末には、52,275筆の署名を都議会に提出しましたが、第一回定例会で、共産党だけが賛成し、他会派すべて反対で否決されました。現在、同じ請願項目の第二弾の署名を集めています。
都立松沢病院ってどんな病院?
世田谷区上北沢にある東京都立松沢病院は、精神障害者の急性期医療および薬物・アルコール依存症や認知症などの医療を行っている全国最大の精神科病院です。病床数は898。都民のための精神医療センターとして、かけがえのない役割を果たしています。
コロナ対策で重要な役割果たす
2020年4月以降、精神疾患のある新型コロナウイルス感染者専門の病棟を作り、治療にあたってきました。コロナ専門病院に4人の看護師を派遣もしています。
これまでのべ、240人の精神疾患をもつコロナ感染者を受け入れてきました。患者の多くは、重い精神疾患があるために、一般の医療機関では受け入れてもらえなかった人たちです。松沢病院はこうした感謝の「最後の砦」として、コロナから回復までを支えています。
里吉ゆみは訴えます
今必要なのは、医師や看護師の増員です。
今ほど、都立病院の役割の発揮が求められている時はありません。都民の世論が広がる中で、都は今定例会に独立行政法人化を制定する「定欺」の議案を提出することができませんでした。独法化は中止し、松沢病院等の運営には都が責任をもって、さらに拡充させるよう全力を尽くします。