都政への私の思い

日本共産党都議会議員の里吉ゆみです。

都政におくりだしていただき8年、日本共産党の都議会議員として困っている人にやさしい政治、だれひとりとりのこさない社会をという思いで取り組んできました。特に、このコロナ禍の下、私は改めて人は一人では生きていけないこと、命とくらしを守るためにこそ政治があると実感してきました。今日本は危機的状況です。だからこそ、今度の都議選、私は負けるわけにはいきません。なんとしても勝ち抜く決意です。

コロナ危機から都民と区民の命と暮らし、営業を守り抜くために全力で頑張ります。

みなさん。何としても私・里吉ゆみを引き続き都議会に送り出して下さい。みなさんの大きなご支援を、よろしくおねがいします。

 

コロナ対策「世田谷モデル」を実現に奮闘

私はこの1年、日本共産党世田谷地区委員会のコロナ対策責任者として取り組んできました。

国や都が、まともな対策をとってこない中で、多くの都民、業者は自粛要請、休業要請などで疲弊しています。今必要なコロナ対策の中心課題は3つです。迅速で安全なワクチン接種、大規模検査の実施、十分な補償です。

ワクチン接種については、世田谷区では、4月28日から高齢者のワクチン接種予約がはじまりましたが、電話もネットも繋がらない、特に高齢者はネットがわからない、という声が多数よせられました。私は、区議団のみなさんと、早速4月30日に、電話回線を増やすことをはじめ、予約の改善を区長あての緊急申し入れをしました。対応した中村副区長は、「できることは何でもやります」と応え、早速区内28か所の街づくりセンターで、ワクチン予約の代行支援がスタートしました。これは今週金曜日まで平日は行われています。引き続き区長からは、世田谷区内にある大規模施設、たとえば駒沢オリンピック公園の体育館など接種会場に提供するなど都としての取り組みも要請されました。ひきつづき安全で迅速なワクチン接種をすすめるために力をつくします。

同時にPCR検査の拡充も重要です。無症状のコロナ陽性者を早期に発見し重症化を防ぐ、またクラスターの発生を防ぐための検査の拡充について、世田谷区では、すでに昨年7月に保坂区長が提案し「世田谷モデル」として注目されました。しかし当初国も都も全く非協力的でした。私は世田谷モデルを何としても実現したい、と区議団と協力し、小池晃参議院議員に世田谷区にお越しいただき、保坂区長から直接お話を聞いてきました。

厚生労働省や内閣府の担当者への申し入れ、街頭で「世田谷モデルを実現しよう」と大いに宣伝もして世論をもりあげました。区では、独自に頑張って高齢者施設などでの社会的検査を実施し、いくつものクラスターを未然に防ぐ効果をあげてきました。

PCR検査など、遅れた都政動かす

一方東京都は、なかなか検査の拡充に踏み出さず、実は今年の予算にも検査の予算は入っていませんでした。私が責任者となって、PCR検査の拡充もふくめた予算の組み替え動議も行いましたが、都民ファースト、自民党、公明党などの反対で否決されました。しかし、結局予算執行の2日目、4月2日に50億円の予備費を使って検査の拡充に踏み出し、4月9日には補正予算を組んで特養ホームや障害者施設などで週1回の検査の予算を付けました。

あまりにも遅すぎたと思いますが、都政を動かしてきたと思います。PCR検査の拡充をしっかりの実施させるために頑張りたいと思います。

商店を守るために、持続化給付金の条件緩和など実施させます

緊急事態宣言が延長され、酒類の提供ができなくなってから、私は改めて区内の商店街でお話をききました。どこでも本当に営業が深刻です。飲食店以外は、昨年の最初の協力金と持続化給付金以外に特に支援はなく、しかし売り上げは3割、4割に減ったという店もありました。毎月の家賃だけで40万、50万円かかると。これは自己責任ではありません。コロナ禍で外出自粛、行事の中止などによって大幅に売り上げがへっているのです。こういう時こそ、お店をつぶさないために政治が責任を果たすべきです。ある焼き肉店では13人のバイトやパートの方が働いている。みんな生活があるから、シフトは減らしても首は切らないで頑張っている。でも酒の提供ができないと本当に厳しい、でも頑張るしかない、とおっしゃっていました。本当にみんな歯を食いしばってがんばっているんです。こういうところにせめて仕事を続けられるように家賃支援の制度、再開させたい、持続化給付金も条件を緩和して、もう一度支給させるべきです。都としての支援も含めて、何としても実施させます。

オリンピック中止しかない

そしてみなさん、本気でコロナを抑え込むためにも、今年の夏のオリンピックは中止を決断することがいよいよ迫られています。JOCの理事である山口かおりさんや東京都医師会の尾崎会長、などもオリンピックの中止を検討すべきと声をあげています。バッハ会長の「犠牲があってもしかたない」などの発言はとんでもありません。

五輪開催より都民の命、くらしをまもれ、この声をさらに大きくあげていこうではありませんか。

医療崩壊させない!都立病院を守れ!

今、変異株の急増など新たな局面を迎えています。医療体制の拡充、病床確保が喫緊の課題です。

しかし、東京都も国もこの事態に全く相反するとんでもない方向にすすんでいます。

菅自公政権は、75歳以上の医療費2倍化、さらに全国の公的病院のベッドを20万床も減らそうとしています。東京都では、小池知事と自民・公明・都民ファーストが、コロナ治療でも最前線でがんばっている都立病院を「独立行政法人化」を推進しようとしています。経営形態を変えて、都立病院へ都の財政支出を減らすことが狙いです。そうなれば、儲けにならない感染症医療や救急医療、精神科などは削減、縮小の対象になりかねません。逆に儲かる医療、差額ベッド代を何万円もとる、海外の金持ちを最先端医療でおもてなしする医療ツーリズムなどねらわれています。都民の貴重な医療を担っている都立病院を海外のお金持ちの医療に180度あり方をかえてしまう、このような都立病院の独法化は絶対にゆるすわけにはいきません。松沢病院をはじめとした都立病院を守り抜くために全力で頑張りぬきます。私を都政に押し上げてください。よろしくおねがいします。

外環道ストップ!ムダな大型開発はやめよう

私は、これまで大型開発や外環道の見直しを一貫して主張してきました。

外環道の地下トンネル工事によって道路陥没や地下空洞が相次いで起きました。命にかかわる深刻な事態です。危険な外環道には1m1.5億円もの税金が使われます。こんなムダ遣いはきっぱりやめて、コロナ対策や福祉、暮らしに当てるべきではないでしょうか。

石原都政以来、大型開発や大型道路の見直しを主張し続けてきたのは日本共産党だけです。ご一緒に、外環道の工事をやめさせ、そして都政のあり方を変えていきましょう。

認可保育所を大きく増やす、多摩川の水門対策、高校校則見直しなど、都議団の様々な実績

私たち都議団は、認可保育園の増設をはじめ、躍進した都議団が都政を大きく動かしてきました

東京の認可保育所は、革新都政の12年間に838ヵ所増やしましたが,

自公都政になってピッタリ止まっていました。これを動かしたのが、日本共産党都議団の連続躍進です。この7年間で保育所の予算を6倍にさせ、保育所を1410ヵ所、1.7倍に増やしました。世田谷でも、200ヵ所近い認可保育園を増やしてきました。

2019年の台風災害のとき私は、ただちに現地調査を行い、浸水被害に遭ったお宅から深刻な実態を伺い、議会に提案し、都知事に申し入れを行い、多摩川の水門対策や都有施設の避難所提供をはじめとした抜本的な対策を実現してきました。

都政でとりあげてこなかった問題にも光を当ててきました。18人中13人が女性という日本共産党都議団では、共産党都委員会が行なった「痴漢アンケート」によせられた実態をもとに、都議会で初めて痴漢問題を取り上げました。誰もが安心して暮らせる東京、「痴漢ゼロの東京」を目指します。

高校でのツーブロック禁止や地毛証明書などの校則は、子どもの人権問題です。高校生も立ち上がっています。私は高校生の意見も尊重しながら校則について考えることができるよう力を尽くします。

対決軸は「自民・公明・都民ファ VS 日本共産党」

今度の都議選の対決軸は「自民・公明・都ファVS日本共産党」です。都立病院独法化も外環道もカジノも羽田新ルートも、小池知事と自民党、公明党、都民ファーストの与党がそろって推進しています。

日本共産党を伸ばさなければ、都政の向きを変えることはできません。私、里吉ゆみは全力で頑張ります。

都議選の最大の争点はコロナから都民の命と暮らしを守ることです

都議選の最大の争点は、コロナ危機から都民・区民の命と暮らしを守り抜くことです。この仕事を私にさせて下さい。

私の4つのお約束

私は引き続き都議会で取り組みたいことが4つあります。

第1は、どの子も等しく学び成長できる環境をつくることです。

私はこの8年間、子どもたちの学びを保障するために、私立高校の授業料の無償化の拡大、特別支援学校の教室不足解消、医療的ケアが必要な子どものためのスクールバスを実現してきました。さらに私立高校の入学金減免、都独自の給付型奨学金制度などにとりくんできました。

少人数学級をさらにすすめ、不登校やいじめの問題、配慮が必要な子どもへの対応など、一人ひとりの子どもに寄り添い、学ぶ権利を保障する教育環境の実現に全力をつくします。

第2は、高齢者にやさしい社会をつくることです。

私は、両親の介護をしながら「本当に高齢者にやさしい政治を実現しなければならない」と痛感しています。特別養護老人ホームが足りません。高齢者施設の予算が毎年減らされています。介護を担う介護士も足りません。専門職にふさわしい処遇改善がどうしても必要です。

75歳以上の高齢者の医療費2倍化法案はキッパリ廃案に追い込み、都立松沢病院を守り抜くために全力で頑張り抜きます。ご一緒に高齢者にやさしい都政をつくりましょう。

第3は、地球規模での環境破壊を止め、世田谷や東京の豊かな自然を守ることです。

スウェーデンのグレタさんをはじめ、世界中で若者が地球温暖化を防ぐ行動を起こしています。環境破壊を止める責任は私たち大人たちにあります。

巨大台風や大規模水害が多発するなかで、東京都は外環道などの大型開発を推進しています。私は住環境破壊、自然環境破壊をやめさせ、「CО2排出ゼロ」に向けて、省エネ、再生可能エネルギーの拡大を進めます。環境破壊をやめさせて、世田谷や東京の豊かな自然を守り抜きましょう。

第4は、平和な東京をつくることです。

米軍横田基地で特殊作戦をするオスプレイ配備、無法な米軍ヘリの低空飛行は許せません。米軍に異常な特権を与えている日米地位協定は抜本的に改定すべきです。

「平和な東京を」、このみなさんの思いを、戦前・戦後ひとすじに反戦平和を貫いてきた日本共産党の私、里吉ゆみに託して下さい。

野党共闘を前進させる確かな力、日本共産党の躍進を!

都議選は「定数8」に14人の有力候補の激しいたたかいとなっています。コロナ危機から都民の命と暮らしを守り、「困っている人にやさしい政治」「誰ひとり置きざりにしない社会」を実現するために、みなさんの大きなお力で、日本共産党の私、里吉ゆみを引き続き都議会で働かせて下さい。

都議選で日本共産党の躍進を勝ち取ることができれば、野党共闘を前進させる巨大な力となります。末期状態に陥った菅政権を倒して、野党連合政権をつくりましょう。

そのためにも、私、里吉ゆみを勝たせてください。

みなさんの絶大なご支援をお願いいたします。

(5月25日オンライン演説会より)