すべての駅にホームドア設置を

世田谷区民新聞

京王線、おどろく数の電車が走行

芦花公園駅を走る電車数は、朝7~9時台で上り線で31本、下り線で34本が通過し、各停電車と合わせて上り線では48本、下り線で48本、2分半に1車両が走る超過密ダイヤです。芦花公園駅では、幅2メートルほどの狭いホームを、電車が時速60㎞の速さで通り過ぎていきます。

乗降客は、通過する電車の突風で身体が揺れ、雨の時、滑ってホームに転落するなど、人身事故が心配です。

 

安全確保は慶応の重要な責務

転落をなくす決め手は、柵やホームドアが有効です。東急電鉄は20年3月すべての駅でホームドアの設置が完了しました。京王線では、千歳烏山駅から代田橋駅間には1カ所も設置できていません。複々線の高架化を待たずに設置をすすめ、完了までは駅員配置など転落防止対策が求められています。

私は、都に「鉄道会社の安全対策は義務」だとして、すべての駅への設置と、障がい者が多く利用する駅、要望が強い駅に優先的に設置することを申し入れてきました。

京王電鉄に設置を急ぐよう、電鉄本社に交渉をおこなってきました。都民の暮らしの安全を求め、これからも電鉄に働きかけていきます。