医療的ケアの必要な子どもに光を

里吉事務所ニュース

肢体不自由の特別支援学校専用のスクールバス導入

特別支援学校で通学途中にタンの吸引などの医療的ケアが必要な子どもは、スクールバスにも乗せてもらえません。親が自家用車を運転して送迎しています。

人工呼吸をつけた子には保護者の付き添いが求められているため、子どもは学校を休みがちで学習の保障も不十分です。

私は、この問題を繰り返し議会で取り上げ、2018年から肢体不自由の特別支援学校全18校に専用のスクールバスが導入されました。

特別支援学校には、学校の設置基準がないため、教室不足で教室をカーテンで仕切ったり部屋や、図書室、保健室を転用して授業をする始末です。

私は、支援学校からの声を聞き、文教委員会で「今すぐ教室不足を解消すべき」と4年間で16回の質問をおこないました。「特別支援学校の子どもたちにとって神様のようだ」と関係者から感謝の声も寄せられました。

 

◆医療的ケア時のスクールバスについて
◆肢体不自由特別支援学校の教員定数について
◆重度重複学級について

を取り上げた、2018年3月15日予算特別委員会での質疑
https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2018/0315_893

 

国も、呼吸器をつけた子どもの教育を受ける権利は国会で法律にもなり、特別支援学校の施設基準をつくることを文部科学大臣も認めました。教育条件を改善させる大きなチャンスの時です。

私は、声をあげづらい子どもに寄り添ってきました。1期4年間、文教委員長として障がいのある子どもの生活支援に取り組んできました。これからも、すべての子どもたちの成長のために力を尽くしていきます。

 

「特別支援が河野寄宿舎の充実と改善に関する申し入れ」について(2021年6月1日)
https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2021/0601_3085

特別支援学校での新型コロナ感染拡大防止のための検査拡充を求める申し入れ(2020年6月26日)
https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0626_2085