介護の処遇改善必ず
八王子に住む実家の両親を、週末介護しながら議員活動を続けています。介護士のみなさんがいなければ、私の生活も成り立ちません。
しかし、専門職でありながらその賃金や処遇が大変低いことが問題です。世田谷区内唯一の介護士養成の専門学校が、人が集まらずこの4月募集停止になってしまいました。
国の制度の改善は必要ですが、まず、都として、賃金引上げや家賃補助など、独自の支援策をとることは可能です。高齢者、障害者に優しい東京作るために、介護士の処遇改善実現に向け、頑張ります
今日は里吉さんに介護のテーマで話しを聞きたいと思います。よろしくお願いします
Q:今、ご両親の介護をされながら議員活動をされているとお伺いしています
里吉:現在、私の母が介護度3で父が介護度1。2人とも認知症を患っていて二人で暮らしてます。
なので毎日ヘルパーさんが家に来て薬を飲むのとそれから食事のお世話をしてもらっています。
あとはデイサービスに通って生活しています。
やっぱりそれだけだと足りない部分があるので、私と妹が交互に家に帰って、私は土日担当なんですけれども
この選挙中はちょっと出来ませんが、基本的には土曜日と日曜日実家に帰ってお薬を飲んでもらったり食事を一緒に食べたりという生活を送っています
Q:今介護されていて感じてらっしゃることありますか?
里吉:本当に介護の人がいるおかげで、自分の生活をちゃんと送りながら介護をすることができています。
本当に、コロナ禍で事業所が陽性者が出たとか、ヘルパーさんも来れなくなった途端私たちの生活は破綻してしまうんですよね。
だから本当に、介護制度ありがたいと思います。
たまたまうちの両親がお世話になってるところは、どこもコロナの陽性者の方が出ていないので無事に生活してくることができたんですけど。
本当にもっと体制を強化したりしないといけないと思っています。
Q:今、介護職大事だと言われてるんですけど、なかなか担い手がないという話も一般的によく報道されてますがどうでしょうか
里吉:介護職が本当に給料が低くて、専門職の割には続けられないという方が多いんです。
世田谷でも実は、特養老人ホームをせっかく作ったのに建物はできたのにそこで働く人が集まらなくて3カ月とか半年、職員さんが集まらないためにオープンできなかったという話も聞いてます。
それからもう一つ衝撃的なのは、世田谷区内にある介護職員の人を育てる専門学校があるんですけど人が集まらなくて。ついに今年は生徒募集停止になってしまった。
それぐらい今介護の職員が集まらない職場になってしまってると言うのが現状で、これほんと大問題だと思います。
Q:これはどうしていったらいいでしょうか?
里吉;私ショックだったのは、介護の現場で働きたいという高校生が、そういう専門学校に行こうとしたらお父さんとかお母さんに反対されたって言うんですよ。お給料が低いからやめなさいって。
やっぱりせっかく高齢者のために障害者のために働こうって思った若者が親に反対されてしまう。そういう今状況なんです。
保育士さんも前そういう状態、今もそうですけどほんと給料安すぎるって言うことで、保育士さんの成り手がなくて。
今、国と東京都で数万円ずつお金を出して、実は世田谷区もプラス一万円上乗せをして賃金を上乗せしているんです。
毎月5万円とか6万円保育士さんは上乗せしてるんですよ。
それから東京都の外から来ていただくために、家賃の支援も、一か月8万8千円まで出してるんですね。そうやって保育士は確保してるんです。
だから介護職員の方もやっぱ賃金引上げたとか、家賃支援だとか、そういう処遇を改善することで介護で頑張りたいっていう人たちを応援して。是非これやっぱり国が制度変えなくてはいけないと思うんですけど、それまでの間でも、とにかく東京都が一番高齢人口多いですから。
東京都でまず、介護職員の賃金引き上げることをやって、介護職員を増やしてく。
それから介護職員を止めないで働き続けられるようにすることが大事だと思っています。
Q:最後にメッセージをお願いします
里吉:私も両親の介護を実際にやるようになって、介護職の専門職の皆さんの仕事が本当に素晴らしいことを日々実感しています。
その割には本当に賃金安いので、これはぜひ次都議会に送っていただいて改善するためにがんばりたいと思います。
ぜひみなさん、高齢者も障害者も安心して暮らせる、高齢者、障害者に優しい東京作るために、介護職員の処遇改善取り組ませてください。よろしくお願いいたします。