オリンピックへの子どもの動員ストップ!

今大問題になっている、オリンピックへの子どもの動員
なぜ、東京都内の自治体は判断が遅れたのか?

東京都が、自治体に組織委員会からのキャンセル案内文書をおろしていなかったことが明らかに。そして28日現在も、東京都は自治体に案内文をおろしていません。

世田谷区は中止の方向ですが、東京都のこのようなやり方は異常です。

子どもたちの動員中止を求めるとともに、オリンピック開催の中止を強く求めます。

 

 

 

Q:今回は、今大問題になっている、オリンピックに学校の子どもたちを動員するというこの問題について里吉さんにお話を伺いたいと思います

今いろいろ反対の声がすごく広がっていて、里吉さんが宣伝されていてもお父さんお母さんたちがここにすごく反応して声援もくれるということですが、今そもそもどういう問題が起きているんでしょうか?

里吉
もともと東京では私立の学校を含めて幼稚園から高校まで、約90万人の子どもをオリンピックに動員する計画があったんです。

ここにきて感染が広がってる下で、私たちオリンピックそのものを中止して欲しいっていう声をあげています。けども、観客を入れるか入れないかという議論があったときに、観客を入れるとしてもせめて子どもたちはたちは感染の危険があるところに連れて行かないでというお母さんたちのネット署名始めたんです。そしたらすごい勢いで広がって。

多くの関係者から熱中症の危険もあるし、公共交通機関=電車を使って観戦に行ってくださいということが言われて。それはやっぱり危ないでしょうということで、懸念する声が広がったんですね。

私も不思議だなと思ってたんですけど、神奈川とか埼玉では中止を決める自治体がいくつも出てきて発表されてたんです。独自に発表していたと思ったらこれ見てください。

これね、実は組織委員会から東京都とかいろんな学校連携観戦してるところに、組織委員会としてキャンセルする場合は(キャンセル)していいですよというチケットの追加キャンセル受付についてっていうことで、キャンセルを今受付けるってことをやっていたんですね。

これで多分それぞれの自治体が判断して、キャンセルをしたと言うことだったんですけど、なんと東京都はこの文書そのものを各自治体に下ろしていなかった。だから(東京の)各自治体は判断できなかったということが明らかになったんです。「赤旗」日曜版のスクープで明らかになりました。

Q:そのスクープが明らかになってもまだ東京都は教育委員会にこれ下ろしていない

里吉
そうなんです。
私改めて今日確認したんですけれども、今日6月28日だけどまだ下ろしていない。

これ一番最初にでたのは、6月23日がキャンセルの締切日だったんで、ずっと前に出てだはずですよね。

まだ出していないということがわかって、それでも目黒区とか文京区、それから武蔵野、三鷹、小平は独自に中止の判断をしています。世田谷も多分中止するだろうと言われてるんですが、教育委員会に話を聞くと東京都からちゃんと文書が来たらそれを見て、公聴会を開いて、臨時の教育委員会を開いて判断したい。という風にしています。

それはそれでちゃんとした手続きを取りたいということなんだろうと思いますが、通知が来なくても、私は世田谷区には早急に判断してもらいたいなと思っています。

でもやっぱり一番問題は、こういう子どもたちのオリンピック動員についてちゃんと考えるためのこういう情報を提供しないという東京都のあり方というのは、本当にちょっとねがっかりと言うか。本当に変えさせなきゃいけないなという風に思っています。

まずは、オリンピックそのものの中止の前にこれぐらいは判断させたいなと思います。がんばりましょう。

 

 

インタビュー動画はこちらか
https://www.youtube.com/watch?v=dtPwk7OCRZo