認可保育所増設に奮闘
私も子どもが生まれて真っ先に、認証保育園に「生まれました!申し込みます!」と電話をして保育園に預けることができました。赤ちゃんが生まれてからでないと申し込めなかったからです。1月生まれで認可保育所は狭き門と諦めました。
長年認可保育所は増設されず、基準の低い認証保育所がどんどん増えている時代でした。
区議会で基準が守られている認可保育所の増設を繰り返し訴え、区の方針が変わりました。その経験も活かし都議会でも、都有地・国有地の活用で認可保育所を増やそうと奮闘し、実現させてきました。
引き続き、基準の守られた認可保育所の増設へ頑張ります。
里吉:今日は、認可保育園を日本共産党が、たくさんつくったというお話をしたいと思います
Q:里吉さん自身も保育所、いろいろ苦労されたという話なんですが
里吉:世田谷区は保育待機児がほんと一番多くて、長い間ワースト1、2くらいだったんですね。
私が子どもを産んだ11年前も、やっぱり保育待機児が多くて。私、一月末生まれだったんですが、入れないこともないですけど大変厳しい。
認可は最初からあきらめて、0歳のときは認証保育にお願いに行きました。そしたら、申し込みは生まれてからですって言われて。認可保育園と掛け持ちじゃなくて認証だけ申し込むんだったら、優先的にうちの保育園に入れますよと言っていただいたので。
1月末、子ども生まれて最初に子どもを抱っこするかしないかのときに、病院の電話から保育園に電話し、生れましたと頼みました。
それくらい本当みんな必死に保育園を探してでないと、仕事に復帰できないという現状でした
Q:これ区議時代ですよね。どういう取り組みをされましたか?
里吉:私が議員になった時は石原都政で、認証保育という認可保育園より基準の低い面積も小さくていいし、基準の低い保育園を、株式会社なんかも入れて、どんどん作るという時代だったんです。
世田谷区もそういう保育園がどんどんできていたんです。
しかし、やっぱりちゃんとした基準を守った認可保育園をつくるべきだと、区議会時代、とにかく論戦しました。
それで、世田谷区の方針が変わったんですよ。世田谷区としても認可保育所をちゃんとつくろうということになって。
最初にやったのは、世田谷区が区有地を使って保育園をつくることでした。中学校のちょっと校庭が広いところはそこの端っこを使って保育園をつくる。駐車場に使っていたようなところを保育園に変えるとか、区が持っている土地を徹底的に洗い出して、可能なところに保育園をつくっていくというふうに世田谷区が方針転換したんです。
そこから保育園が世田谷区内で増え始めました。
そういう経験もあったので、都議会議員になってからは国の土地とか、東京都の土地もどんどん活用して保育園にしようということでがんばってきました。
これ見ていただきたいんですけども、
私が初めて当選した2013年(共産党の議席)8議席から17議席になりました。2期目当選したときが2017年。2期連続で共産党が躍進して、それまで石原都政時代ずっと保育園増えていなかったのが、国有地や都有地を活用するということや、財政支援を東京都がやるようになって、いっきにぐぐぐっと増やすことができました。
東京全体では1.7倍。世田谷区だけで見るとこの7年間でなんと2.2倍で、100園以上の新しい認可保育園を増やすことができました。
Q:認可保育園まだまだ、そうは言ってもまだ足りないと
里吉:そうなんですね。やっぱり、どこでもいいというわけにはいかないので、自宅の近くにちゃんと保育園がないと毎日通うの大変ですし。
これからますます働く女性増えてくると思います。今でも東京全体だと隠れ待機児童って言われてますけど、国の基準では待機児童ではないですが、共産党の調査だとまだ待機児童は1万人以上いるんです。
さらに、身近なところにちゃんとした基準を守った質の高い認可保育園を整備していけるようにがんばります。