「特別支援学校」の教室不足解消へ大きく前進

2013年の都議選で、日本共産党は8議席から17議席に大きく躍進しました。そのことにより、質問時間が大きく伸び、これまで取り上げれられなかったテーマを、都議会で取り上げられるようになりました。

その一つが、特別支援学校の教室不足の問題です。

特別支援学校は、一つの教室をカーテンで二つに仕切る、家庭科教室や音楽室を普通教室に転用するなど、教室不足は深刻でした。

東京都も、教室不足は認識しており、増設する計画をもっていました。しかし2014年3月の特別予算委員会で、その増設計画では教室不足は解消されないということを共産党都議団は数字も示し明らかにしました。

そのことが力になり、特別支援学校にかかわるみなさんの運動も大きく広がり、特別支援学校の教室不足を解消する請願が全会派一致で可決され、増設がいっきに進みました。

間仕切りで仕切った教室数は、
700教室(2014年度)→103教室(2019年度)
に大きく減らすことができました。

共産党の議席が増えることで、これまで光が当たらなかった分野にも光が当たり、大きく前進させることがきるということを実感します。

特別支援学校への入学希望がすごく増えています。なので、あと103教室増やしてもまだまだ足りなくなる可能性があります。

引き続き学校の状況を見ながら、教室をさらに増やしていくためにがんばっていきたいと思います。

 

 

インタビュー(7/1)

Q:今日は里吉さんに「特別支援学校の教室不足問題」これをテーマにお話をお聞きしたいと思います。共産党が議会で議席を伸ばして、この問題が大きく進み出したという風にお聞きしています。

里吉
私が初当選した8年前、共産党が8議席から17議席に躍進しました。そのことで予算特別委員会での質問時間も延びたです。

躍進して初めての予算特別委員会(2014年3月)で、共産党が特別支援学校の教室ってすごい不足してるんだぞ
っていうことを明らかにしました。

どういうことかと言うと、東京都は教室不足は認めていたんですね。一つの教室をカーテンで二つにしきったり家庭科室や音楽教室を普通教室に転用して使っている。そんな学校がたくさんあったんです。

それで第3次計画をつくって、新しい教室を479作るということが決まっていました。

他の党はそれでいいじゃないかという感じだったんですが、共産党が実際にどれだけ足りないのか初めてこの予算委員会で明らかにしました。

そしたらな700足りなかった。つまり、全部計画通り作ってもあと221教室も東京都全体で足りないということを初めて明らかにしたんです。

Q:それによって、関係者の皆さんが初めて特別支援学校の教室不足の問題ことが予算委員化で取り上げられたととても喜ばれたと聞いています。その後、どういう風に動いて行ったんでしょうか?

里吉
共産党が取り上げたことで、本当に関係者のみなさんが皆さんが喜んで励まされてですね、これは是非大きな運動にもう1回あらためてしていこうということで、各政党に働きかけて請願署名も集めました。

その結果、ほんと皆さん頑張って自民党も公明党も含めて全会派一致で特別支援学校の教室不足を解消しよう
という請願が通ったんです。これが大きな力になってその後、新しい学校増やすなど、特別支援学校の教室を
増やす取り組みが動き出しました。

 

Q:どれぐらい増えてきたんですか?

里吉
ここまでですね、最初だと221足りないはずだったんですけど、増えたり減ったりしながらあと103教室作れば、とりあえずカーテン教室とか転用教室がなくなるっていうところまできました。まだあと一歩ですけれども、そこまで増やしてくることができました。

 

Q:今後の課題はどういうとこにあるでしょうか?

里吉
実は、特に知的障害のお子さんの特別支援学校への入学希望がすごく増えてるんですね。なので、実はあと103教室増やしても、まだまだ足りなくなる可能性があります。

ですから、引き続き学校の状況を見ながら、教室をさらに増やしていくためにがんばっていきたいと思います。

 

インタビュー動画はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=7UfJ9bFtNIQ