神宮外苑再開発

環境
外苑議連の結成集会(2023年10月5日)

外苑議連の結成集会(2023年10月5日)

小池知事が神宮外苑再開発を批判する都民の意見を攻撃し、イコモスの警告を「かなり一方的な情報しか入っていない」と誹謗したことを謝罪・撤回するよう求めましたが、知事は答弁に立たず、イチョウ並木の一部で状態の悪化が進んでいることをご存じですかという質問にも答えませんでした。自らの言葉で、都民と議会に説明すべきです。
都は、三井不動産など事業者の言葉を引いて、「明治神宮の護持」が再開発の意義だと答弁しました。しかし神宮外苑再開発は五輪を発端にして、東京都と森喜朗氏が開発の絵を描いて明治神宮などに持ち込んだものであり、知事が「遠い過去のもの」だと言った、経済性や効率性が優先された都市開発そのものです。
事業者は都の要請を受ける形で、9月中にも始める予定だった樹木の伐採を年明け以降に延期し、保全策の見直し案を示すと表明しました。樹木伐採、再開発の中止・見直しを求める世論の高まりを、都も事業者も無視できないことの表れです。しかし、再開発そのものを見直す予定はありません。神宮外苑再開発の中止・撤回に向け引き続き奮闘します。

 

 

 

日本共産党都議団報告2023年11月号(1面PDF)(2面PDF)