やくし辰哉(日本共産党 練馬区議会議員)

外環道 青梅IC計画地を歩いてみて

2022.02.11

一昨年10月に調布市で起きた陥没事故によりストップしていた東京外環道。国、事業者は工事再開を狙って、1月~2月に沿線区市での説明会を開催してきました。そんな中で、国会でこの問題を取り上げようと、2/1に青梅街道ICなど沿道地域を調査し、計画に反対する住民の皆さんからお話を伺う機会がありました。参加したのは、山添拓参議院議員・とや英津子都議・里吉ゆみ都議・島田拓区議・有馬豊区議です。

青梅街道ICの計画地では、地図に計画線を書き込んだ図面を見ながら周辺を歩き、住民の皆さんからお話を伺いました。もともと国の計画にはなかったのに練馬区が求めたことで追加された青梅街道ICができれば生活道路が寸断され、閑静な住宅街の環境も壊されてしまうとお聞きしました。改めて計画に追加させた練馬区の責任は重いと感じました。

また、別の住民の方から「青梅街道ICには反対だが、世代交代のやむを得ない理由で転居する家もある。そうした場所は更地のままで残される。外環道は中止して保育園など公共施設を建ててほしい。」との声を伺いました。

区長は、「鉄道・道路などの都市インフラの整備が遅れている。大都市にふさわしい都市インフラがあってこそ、初めて文化の花が咲くと思う」と言っています。しかし、閑静な住宅街、隣近所で支えあうコミュニティを壊して、文化の花が本当に咲くのか疑問です。

国は、大泉地域で工事再開の意向を示していますが、陥没事故により前提が破綻した事業を続けて、まちや環境を壊すことなど許されません。

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